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見たくないモノを見た

見たくないモノを見てしまったその瞬間からなにかが崩れていく。

そのモノや人に対する思い入れの大きさにより、崩れ方は人それぞれ。

ドカーンガシャーンと崩れて跡形もなくなってしまう人もいれば、一瞬ヒビが入る程度で、後からじわじわ崩れていく場合もある。

今日、私はできれば見たくなかったな。という人の行動を目撃した。

いつも愛想の良い人が、唾を吐いていたのだ。

今日はそれを見てしまったもんだからその瞬間の自分の心の声を書き留めてみようと思う。

距離感はそこまで近くはなくて、まともに会話をしたことすらない人だから思い入れは無い。

その人の肩書きは店員。

街中で唾を吐く人なんて、何度も目撃したことがある。
うーわ、汚い。と、その瞬間思うも尾を引くことは0である。

しかし、今回に関しては汚いというよりかは
見てはならないモノを見てしまったという罪悪感と共に、残念な気持ちが圧倒的に強かった。

嫌悪感は発生しなかった。

見てしまった。だ。

この出来事がきっかけで、
また何かに気付からせた感すらあるし改めましょう、人に対して信じてしまう性格。とまで大きく壮大な議題になってしまったのだからもう止められない。

私はすぐ人を信じてしまったり、表面だけを見て判断してしまう所がある。

素直で宜しい。という評価もあるかもしれないが、
時にはそれが短所になり、大事になることもちらほら。

それでも、いや、唾を吐く行為は宜しく無いけど
いつも笑顔だしいいよね?きっと、唾吐きたかったんですよね?いや、違うか。唾を道端に吐くなんて、よく無いだろ。汚い。なんて、繰り返している。

ここで、正義とは一体なんなのだろうとまで考える。
頭の中が支離滅裂のオンパレードでまたたゆたう。

だけどさ、
道端に唾を吐くのは良くないよ。


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