死ななきゃ日々は続く.20240216
雨の日はうっかり眠りすぎてしまう。
低気圧にめっぽう弱いわたしはなかなか起きあがれなくて、気付いたときには時計の針は1時を指していた。
こんな日に寝坊だなんて、わたしにはほんとうに嫌気がさしてしまう。カロリーメイトを流し込んで、渋川行きのバスへ乗り込んだ。
バスに身を委ねると、数分もしないうちに景色は見たことの無いものに変わった。この街に来てから3年が経つのに、わたしは前橋より北に行ったことがなかった。東北から来たわたしにとって、群馬は東京へ通うための踏み台にすぎなかったか