《映画感想文》マーシャル博士の恐竜ランド(2009)《少々ネタバレ含》

※この記事は、作品の本筋に(恐らく)支障が無い程度のネタバレを含んでいます。

アメリカのコメディスター、ウィル・フェレルが主人公のタイムトラベルファンタジー。
上映時間は1時間41分。
クスッと笑ってしまえるシーンがいくつも散りばめられていて楽しかったです(万人受けするかどうかは別として…)

本作は1970年のドラマシリーズを映画化したものらしいですね。
その影響かどうかは分かりませんが、鑑賞していくにつれ登場人物がスター・ウォーズ4(1977)の登場人物と似てる気が。

(…………)

どうですか?

大学中退したレイラ姫、肉弾戦に弱いハンソロ、おっぱい好きなチューバッカ、となると主人公のマーシャルはルークですね。

簡単なあらすじ

科学者のマーシャルはタイムワープを研究したが、彼の学説は学会からまるで相手にされず、そのうえテレビ番組に取り上げられ馬鹿にされる始末。
世間から嘲笑され自信をなくしたマーシャルのもとに、ホリーという若い女性が訪れる。彼女は彼の学説を信じる唯一の科学者だった。
彼女のサポートもありタイムワープの装置が完成し、2人はタイムワープの旅に出ることに。道中で下品なギフトショップの店主(兼:ツアーガイド)のウィルを引き連れ、タイムワープした先で出会った猿人も巻き込み、一行はやがてとんでもない事態に足を突っ込んでしまう。

この映画のここが好き

①恐竜のグラフィックが結構すごい

邦題で『恐竜ランド』と称されるに値する迫力だと感じました。正直「ウィルフェレルの映画だし…」とナメてましたが、恐竜の恐ろしさは勿論、従来の恐竜映画では絶対ありえないお茶目な描写があったりして可愛かったです。

②カントリーなアメリカの風景が楽しい

タイムワープする前もした後の世界でもちらほら挟まれるのが1970年風のカントリーなアメリカの風景。
静止画で切り抜いたらtumblrで見かけそうなアートな瞬間がいくつもありました。

③どこかヘラヘラした演技がツボ

アドリブなのかは分かりませんが、こまめに散りばめられた「どこかヘラヘラした感じの演技」が楽しかったです。
日常生活で見かけたら少しイラッとしてしまったり、もしくは苦笑い、または真顔でジッと見つめてしまうのうな、なんともいえない間。そういうのって永遠に見ていられる中毒性があります。

④窮地に立たされた時の危機回避

死んだフリ!だったり、ミュージカル!だったり「なんじゃそりゃ」とツッコみたくなるようなシーンが多々あるので見ものです。
ここから先ネタバレですが、わーこれじゃあ元の世界に戻れないよー!っていうような窮地になった時にウィル(ギフトショップの男)から「ここに会社を立てようぜ!」って台詞が出てきた時にその適応能力の高さに尊敬しました(お菓子をつまみながら)。
その後「諦めるのを諦めたさ」というマーシャルの名言にもグッと来ました(お菓子をつまみながら)。

安定したB級映画なので、スマホアプリ片手に、もしくはお菓子つまみながらエアコンがんがんに効かせて、ソファでダラ〜って観るのに丁度いい作品でした。

P.S
ニットの靴下にブーツの履きこなしが可愛いのでいつか真似したい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?