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「繋がらない繋がりという安心」週刊フォースプレイス#2

タクシーはフォースプレイスになる。
現代人の居場所として、タクシーが意外と必要な存在になると思っています。

タクシーといえば「時間を買う」とも表現され、その時間でお仕事をしたり
電話をしたり、束の間の休息にしたり。
利用者によって様々な使い方がされます。

今後は「居場所を買う」という表現も利用者によってはあるのではないかと思っています。

「タクシーを移動手段から、エンタメに変えていく」
日本タクシーエンターテインメント協会 
発起人 ヨナシロ
です。

週刊フォースプレイス、、、
タクシーはフォースプレイスになると思っているヨナシロがフォースプレイスについて色々書いていく連載です。

これまでの記事
「落ち着ける場所を探すあなたへ」週刊フォースプレイス#1
https://note.com/taxi_driver1/n/nb762f5159d4a



自宅と会社の行き来の社会に生み出された三つ目の居場所

サードプレイス(第三の居場所)と言う概念が存在します。
(サードプレイスとは自宅、職場とは隔離した“心地よい”第三の居場所 
と言う意味ですが、もう少し細かい内容は前回記事をご覧ください。)

この言葉を提唱したのはアメリカの都市生活学者のレイ・オルデンバーグ氏で都市に暮らす人々が
「心のよりどころとして集う場所」
をサードプレイスと名付けました。
オルデンバーグ氏は、その代表例としてイギリスのパブ、フランスのカフェ、ドイツのビアガーデンなどを挙げていますが、それらが自由でリラックスした雰囲気の対話を促し、キャリアにおける出会いの場や良好な人間関係を提供する重要な空間としています。

スターバックスがサードプレイスを意識した店づくりでくつろげる居場所という意味も持たせています。
図書館、カフェ、その他にも第三の居場所となれるのは人によって違いますがネット登場やSNSの存在によって、離れている場所に居てもそばにいるように、常に繋がっているように思うことも無くはないように思います。

それは良い面ももちろんありますが、どこか息苦しさを感じたりしませんか。

こちらのアンケートでは
『仕事をしている人の84%は「働きたくない」と思う瞬間がある』
という結果が出ています。

そんな思いを持ちながらも、常に連絡を取れるようにするのが一応のマナーです。

このアンケートが既成事実とまでは思いません。
6,700万人の労働人口がいるなかでの1,000人の声ですし、無理やりその方向に持っていくのも筋違いなのでネガティブな方向からは考えたくもありませんが、パワハラ、モラハラと今までもあったことが顕在化し
それを受ける側だけでなく、そのつもりはなくてもパワハラと思われてしまう上司も同じように苦しいと思います。

繋がっていないタクシー運転手への安心

タクシー運転手ごときが偉そうなことを言いますが、
タクシーは唯一何を言っても周りに聞かれない場所です。

会社の同僚に言いにくい愚痴も
周りに相談しにくい家族の悩みも

どこにも打ち明けられない中で、
“誰にも言えないことを言える”
“一生会わないからこそ打ち明けられる相手になれる”

繋がっていないが、繋がっているようなその時だけの安心は
タクシーがもたらしてくれると思います。

スマホを持っていていつでも電話がくるという意味ではカフェとなんら変わりないですが
「人に聞いてもらう」という部分では他の居場所にはありません。


あなたの第四の居場所になると思います。



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「タクリスト」の創出に力を入れています。

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