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「戦争抑止の為に防衛費は増やすべき」という欺瞞

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

このような

「戦争抑止の為に防衛費は増やすべき」

という論調をよく聞くと思いますが、ハッキリ言いましょう。

これは欺瞞です。

なぜ欺瞞と言えるのか。

この人達は防衛費の増額をと言いながら、こうしたニュースには一切怒らないからです。

防衛費の額が安全保障を左右し、だからこそ防衛費を増やすべきだと本当に思っているなら、支出の見込みがない基金が約7兆4000億円もあると聞けば、普通なら「なぜ防衛費に充てなかったんだ」と発狂するはずです。

同じように東日本大震災の復興予算が1兆円以上も被災地と無関係のところに流用された件で、そのほとんどが返還されてないと聞けば

「ふざけるな!関係省庁の予算を強制的に半分にしてそれを防衛費に回せ!」

と机をひっくり返して怒るはずなのです。

これらの予算は、彼らが言う「戦争をさせない為の抑止力と自衛のための反撃力を整備する為の防衛費」より優先されたものです。

なぜ平気でいられるのでしょう。

なぜ誰も怒り狂わないのでしょう。

なぜなら全て「欺瞞」だからです。

全ては「国防」を口実に予算を増やし、増税のハードルを下げ、ますます政府を肥大化させようとするための「欺瞞」だからです。

反中感情とネトウヨ仕草で愛国心を煽り、票を得たいだけの「欺瞞」だからです。

そうでなければ国や地方が婚活アプリだプロジェクションマッピングだ、イカモニュメントだとこども家庭庁ぽんぱーだと、防衛費を差し置いて税金を湯水のように使いまくってる現状を見て冷静でいられるわけがありません。

欺瞞ではなく本当に防衛費増額が国民の安全のためであり、現状の世界情勢に危機感を持っているなら黙っていられるわけがないのです。

ちなみにこれは、いわゆる「左派」と呼ばれている「改憲反対!9条!9条!」と言っている人達も同じです。

防衛費が社会保障費や教育予算、環境予算に変わるだけで言ってることは「欺瞞」でしかありません。

結局はみんな「防衛費」か「無償化」かの口実が違うだけで、予算を増やし、増税のハードルを下げ、ますます政府を肥大化させようしているだけにすぎないのです。

しかし前述した事例のように国も地方もまともに予算を使うことができないのですから、予算を増やしたところ防衛費だけは清く正しく美しく適正に使われるなんてことはありえません。

それは当然、社会保障でも教育でも同じです。

このような現実を無視して政府の言葉を信じてお金を渡しても、大盤振る舞いにバラまかれた末に「まだ足らない」と言われるだけでしょう。

兆円単位の税金が泡と消えても平気で笑っていられるのですから、そうならない理由がありません。

それだけにもし防衛費を増やしたいなら、減税で徹底的に予算を削ることこそが最善の方法です。

なぜなら予算が減ることで初めて「そんなものに金を使うな。こっちを優先しろ」という議論が生まれるからです。

そしてそのようにして確保した予算は、予算が減らされた側からの監視に晒されるので、滅茶苦茶な使い方をしないインセンティブを生むでしょう。

人は余分や余裕が無い状況に置かれれば、言われなくても効率と有効な使い方に知恵を絞るようになります。

逆に余裕があればあるほど無駄や浪費も気にならないようになります。

この国の政治家は、兆円単位の予算がドブに消えても誰も怒らないほど余裕なのですから、もっともっと減税で予算を減らしてしまうべきです。

ちなみにもし予算を減らす議論の時に「防衛費が減ってもいいのか」と脅す国会議員がいるとすれば、それは

その議員にとって「一番優先順位が低いのは国防」

ということになります。

そんな人にお金を渡しても国防に使われることは決してありません。

さっさと落選させることです。

国民の生命を盾に取り「政府をもっと大きくしないとどうなっても知らないぞ」と脅す欺瞞に満ちた議員がいることこそが、この国の一番の安全保障に対するリスクだと私は思います。

ということで、今日はここまで。

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それでは、ナイス減税!

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