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憲法ってなんであるの?

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

野球にもサッカーにもモータースポーツにも、あらゆるスポーツにはルールがあります。

このルールは時折変更されることがありますが、しかしその「ルール変更」には必ず「ある条件」を満たすことが必要になります。

その「条件」とはなにか皆さんわかりますか?

答えは

ルールが持つ目的から外れないこと

です。

ルールには必ず目的があります。

一般的にスポーツのルールには、ゲームを公平かつ公正なものにするためやエキサイティングにするためなどと同時に、「選手の安全を確保する」という重要な目的も持っています。

ですのでいくらチームの力を拮抗させ、ゲームの内容を面白くさせる内容であったとしても、それが選手を危険に晒すようなものであればそのルール変更が行われることはありません。

「選手の安全を確保する」というルールの目的から遠ざかるからです。

ルール変更はそのルールが持つ目的を強化するために行われることはあっても、その逆はあり得ないのです。

とここまで読んで、おそらくこの内容に異論を持つ人はいないでしょう。

逆に「何を当たり前のことを書いているんだ」と思う人の方が多いのではないのでしょうか。

そうなんです。

当たり前の話です。

ということで、その「当たり前」を踏まえて本題に入りましょう。

「憲法改正」という言葉が頻繁に聞こえてくるようになりましたが、言うまでもなく

憲法もルール

です。

ですので当然憲法にも「目的」があります。

では憲法の目的とは何でしょう?

答えは二つです。

まず一つの目的は「政府の形態や機能、公職に就く者の資格などを明記すること」です。

そのため日本国憲法でも第四章以降において、司法、行政、立法それぞれの定義や権力の範囲などを明確にしています。

そして二つ目の目的は、これがかなり重要な事なのですが

政府の権力を縛ること

です。

歴史的に見て、世界各国の政府はどんな大災害よりも多くの死を自国民にもたらし、自由を踏みにじってきました。

日本政府も類に漏れず、戦争によって多くの国民の命を奪っています。

それは

政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し

と、わざわざ「政府の行為」と日本国憲法前文に書かれていることからも明白です。

そのような国民の生命や財産を奪い、国民生活を混乱させ破壊する「権力」を持つ政府には、その力を乱用しないように制限を掛ける必要があります。

それが重要な憲法の目的です。

だからこそ憲法には

政府が決して侵害してはいけない国民の自由と権利を明記

しているのです。

政府は憲法によって制限された範囲での権力行使を行うと同時に、個人の自由や権利を守ることを最大に尊重する

これが日本国憲法の第三章「国民の権利及び義務」で定められていることであり、このような

権力者の権力濫用を抑えるために憲法を制定することを「立憲主義」

と言います。

なのでもちろん日本は「立憲主義の国」ということになります。

立憲民主党の「立憲」とはそういう意味ですから、もし所属議員の立憲主義から外れる言動を見たらガンガン突っ込んでやってください笑

さて話を戻しますが、ルールの変更には「目的の強化」が絶対条件なのですから

憲法改正案も「国民の生命と財産を守り、自由と権利を拡大するもの」でなくてはいけません。

今日は各党の改憲案の細かいところには触れませんが、これから改憲の議論を見た時は

その案によって政府の権力は更に制限され、国民の自由と権利は拡大するのか?

という基準で考えて頂ければと思います。

政治家というものは更なる権力を求め、政府の肥大化を良しとする生き物です。

そんな彼らの改憲案が、

憲法の目的から遠ざかる「政府権力を強化するもの」でないか

を我々国民が厳しくチェックすることこそが、私たちの自由を守る方法でしょう。

憲法についてはもう少し書きたいことがあるのですが、長くなるのでまた次回に。

では最後に、第3代アメリカ合衆国大統領であるトーマス・ジェファーソンの言葉(超意訳)でお別れしましょう。

もし憲法を改正するなら「連邦政府の国債発行を禁止する」を追加するだけでも政府の権力を小さくする十分の効果がある

ということで、今日はここまで。

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