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ヒツジはどれだ~犬税の話~

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

突然ですけど問題です。

この中でヒツジはどれでしょうか?

答えが複数ある場合は全てお答えください。

さて、誰でもわかる問題だとは思いますが、

もし「全部ヒツジだ」と答えたならその人は減税派かもしれません。

逆に「全部犬だ」と答えたならその人はきっと「政府の犬」でしょう笑

正解はもちろん①②④なのですが、今日の減税新聞は

③も「ヒツジだ」と言い張った男の話

です。

その事件はドイツの港町ロストックで数年前に起きました。

ある日のこと、ロストック港の職員が港内で犬の散歩をしていた男に不審な点を感じ、声を掛けました。

「なぜその犬にはタグがないんだ?」

ドイツには「犬税」が存在し、飼い主は税金を毎年納める必要があります。

納税をするとそれを証明する「ナンバータグ」は発給されるのですが、男の犬にはそのタグがなかったのです。

しかし男からは意外な答えが返ってきました。

「これはヒツジだ。だからそんなものはいらない」

そいう言って立ち去った男を湾岸職員は警察に通報。

翌日、男の自宅に警察が訪れますが、それでも男は頑なに「これはヒツジだ」と主張し続けました。

らちが明かないので警察は獣医に連絡をし、最後は呼びだされた獣医が「これは犬です」と証明することで、男は罰金を科されることになりました。

当時の報道

ちなみにその男の飼っている犬は「スパニッシュ・ウォーター・ドッグ」という犬種で、薄眼で見ればヒツジとも言えなくない犬だったそうです笑

さて、このドイツの犬税は、自治体によって金額は様々ですが、だいたい年間1万円以上も取られるそうです。

その課税目的は、犬の糞に対する街の清掃費用の財源などとされていますが、払いたくないから犬をヒツジだとまで言い張る人が現れるほどです。
全員とは言いませんが

「清掃費用を犬税で負担しているのだからウンチはそのまま放置でいい」

と考える人が出てくるのは当然で、犬税が逆に街を汚す要因になっている側面も考える必要があるでしょう。

またドイツには「猫税」はありません。

きっとドイツの猫は人間と同じく、トイレで用を足すのでしょう笑

ついでに付け加えておくと、ドイツでも類に漏れずレジ袋の配布を禁止しています。

国民から犬のウンチの処理に便利なビニール袋を取り上げておいて、放置されたウンチの処理費用として税金を取るというのですから、政府というものはどこの国でも矛盾と非合理性の塊だと思います。

ちなみに日本でも昭和50年代まで「犬税」は存在していました。

この点を考えても、税金と犬のウンチの処理は無関係です。

我が家でも何十年も犬のいる生活をしていますが、昔に比べれば道端に放置されたウンチは各段に減りました。

ウンチの処理袋を持たずに散歩している人なんてほぼ出くわしません。

税金が無くても街は綺麗に出来るのです。

また、課税すれば多頭飼いによる飼育崩壊の防止が出来るという屁理屈もありますが、どんなルールを設けようと飼育崩壊をさせるような人はそもそもルールを守りません。

税金や規制で縛られるのはすでに真面目にやってる人であり、犬をヒツジだと言い張る人のように守らない人には無意味なのです。

ですので、なんでも税金や規制で政府に解決してもらおうとするのは止めましょう。

一部の常識の無い人のために全員が課税されるべきという考え方は、どう考えても狂ってます。

長くなるので今回は書きませんが、国会で「ペット税」の議論はすでに出ています。

第201回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 令和2年2月25日

税金は取られたら最後です。

全ての増税に反対しましょう。

あと最後に念のために言っておきますが、冒頭の「全部ヒツジだと答える人は減税派」はあくまでもネタであって、当たり前ですが脱税を推奨するものではありません。

減税の話をするといきなり無政府主義まで話を結びつけたり、国民負担率48%に対して「低所得者はそんなに払ってない」などといったあまりにも論点や文脈が読めない人が多いので一応書いておきます笑

ということで今日の記事はここまで!

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それでは、ナイス減税!

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