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妄想 台湾旅行計画

海外に久しく行っていない。疫病以降行っていないからもう4年近く行っていない。円安と騒いでいる割には海外へ旅する人は周囲に多く、自分も参戦したい気持ちがむくむくと育っている。しかし先立つものがなさ過ぎて不安しかない。とはいえうらやましがるだけでは何もならない。

頭がおかしくなりそうなので時期や金銭を度外視して台湾旅行の計画を立ててみることにした。行先は台湾。これまで何回か行っては癒されてきた。行きたい。鍋が食べたい。足裏マッサージがしたい。日本だと並ぶという行為が苦手でも、台湾ならできる。

妄想旅行の準備を進めていくと、台湾に行くときはいつもSIMカードを現地契約していたが、現在ではキャリアによって海外定額プランがあることも多く、そちらのほうがSIMも変えなくていいしSIM自体を無くす心配もなく、WiFiに至っては「最終日にイモトに返却しなきゃ死刑」と震えることもない。便利な時代になった。しかし普段は億劫なのにどうしても旅になると余計な体験をしてみたくなってしまい、どうしても現地のSIMを使ってみたい。調べてみるとアマゾンなどですでに台湾eSIMなどが売っていたりする。よし、これを買ってみよう(架空)。

両替はいくらするか。レートを調べてみると台湾1ドル=4.86円となっていて、ショックを受けた。私がよく台湾に行っていたころは3.7円くらいで4をかければよかったが、5がけに変わっている。妄想にすぎない旅行計画なのに涙ぐみそうになったがとにかく両替は3万円ほどにしよう。現地空港にて

次はプランである。2泊3日くらいにしておくか。台湾ではいつも都市は台北の松山空港を使うことにしている。台北市内にほど近いので交通の便もよく、タクシーで10分ほどで市内に到着できる。楽天トラベルで午前中の便を予約して、ついでにホテルも台北市内に予約して、着いたらタクシーに乗ってホテルへ直行し、SIMのセッティングをしたらホテルのロビーへ向かい、夜ご飯に「長白小館」の予約をお願いする。ここだけは毎回必ず行く、酸っぱい白菜鍋の店である。18時に予約をしたら町へ繰り出す。

ランチはメトロに乗って東門駅へ。「林記牛肉麵」に向かう。こちらは前回初めて行ってこれまた忘れられないくらい美味しかった牛肉麺のお店だ。旅通の間では有名らしく、旅ブログなどで紹介されているのでぜひ検索してみてほしい。公式のホームページはない。店名を掲げておらず知る人ぞ知る感があったが、近年ついに看板を出したらしい。楽しみ。

食べたら「小茶栽堂」に向かう。とてもかわいいおやつと上品なお茶を出すお店で友人といったときは茶器も買ってしまった。まだあると信じている。あってくれ。

お茶をしたらしばらく歩いて腹ごなしをしたのち、晩御飯前のマッサージに向かう。よっぽど怪しい雰囲気を出していなければ、大抵どこに入ってもほとんどマッサージのはずれはない。私は肩をもまれるのが苦手なのでもっぱら足全体をお願いすることが多い。飛行機で3-4時間の近さとは言え体は疲れている。マッサージが終わると靴がぶかぶかになるくらいすっきりする。

もしマッサージの気分じゃなかったら台湾シャンプー。中山駅近くの青絲舫(チンスーファン)では座ったままシャンプー・ブローをしてくれる。シャンプー中には泡がついた紙の毛を使っていろいろな形を美容師が作り上げる。写真を撮らなきゃ悪いかなと思う一瞬があるのでまあ撮る。あとはリラックスしていればツヤサラ髪のできあがりである。

ここまで書いていたら止まらなくなってしまったのでいったんやめる。この気持ちをクールダウンさせてないと明日に響きそうなくらいのぼせてしまった。また一日目の夜と二日目と三日目がまだ残っている。もし気持ちが高まり続けていたら、また書く。なんせ台湾は眠らない街だ(少なくともコロナ前は)。妄想旅行計画とて、休んでいる暇はない。


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