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【Twitter15万いいね】「カラスを撮りに行ったら偶然後ろにSLが走っていました。」の撮影・レタッチ方法

こんばんは。こがめです。

先日、Twitterに上げた写真がバズりまして15万を超えるいいねをいただきました。

「カラスを撮りに行ったら偶然後ろにSLが走っていました。」と書いて「んなわけねーだろw」とツッコミがくることを期待してたのですが、皆さん優しいのでボケに乗ってくれたようですね。

鬼滅の刃の無限列車っぽいとか、ハリーポッター、ローン・レンジャーなどなど、皆さんいろんなシーンを想像されたようで、そういう記憶を呼び起こすような感じが良かったのかなと思います。

さて、今回はこの写真を「どうやって撮ったのか」、「何処で撮影したのか」、「使用した機材、撮影設定」、「レタッチの方向性」、「詳細なレタッチ手順」まで余すところなく紹介いたします。

レタッチ前のファイルをダウンロードして同じレタッチを学べるようになっています。

※レタッチにはPC版 Adobe Lightroom Classic CCを使用します。

Before ※撮って出しからトリミングした状態です

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After

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■私の持つSLのイメージ

普段、鉄道写真は撮らないのですが、頭の中にあるSLのイメージはこんな感じです。

・徐々に近づいてくる蒸気の音と汽笛。
・モクモクと立ち上がる黒い煙。
・巨大生物のような重圧感、威圧感、恐怖感
・今と過去が混ざり合う少し非現実感。

イメージに近い写真を撮るため、撮影する条件を絞り込みました。

■撮影条件

天気や風向き、気温などの撮影条件によって結果が大きく変わるので、撮影を計画する段階で確認しています。天気予報の精度もあがってきているので予測しやすいのはありがたいです。

・曇りであること
重圧感を出すにはどんよりした天候がベストと考えました。日が差しているとSLの黒がうまく表現できないというのもあります。なるべく天候の悪そうな日を選んで撮影に望みました。

・煙を出すこと
SLの煙は寒いと水蒸気が混じり、爆煙となるようです。気温が下がる晩秋に狙いを絞っています。
また、煙を出すポイントがあるのでそこを狙っていきました。

・風がないこと
風があると煙が流されてしまいます。強風予報の日は避けたほうが無難ですね。

これは今年の11月17日に撮影した写真。気温が高かったので煙の量も少ない感じです。また、日が差しているので私のイメージとはちょっと違う感じでした。

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これも11月17日の写真ですが、横風で非常に残念な感じになってます。

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これは2017年に人生初めてSL撮影をしたもの。
煙が全く無いことがトラウマとなり、それ以降SLに興味がなくなってしまったいわくつきの写真です。

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こんな感じで条件によっては撮れる写真がガラりと変わるので、どういう写真を撮りたいかによって近い条件を選ぶことが重要と思います。


■撮影場所

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