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組織を強くするのは採用と育成にある

理念やパーパスを組織の理想=100点とするならば、今の現状は何点か。

このうち既に取れている点数は、うちの強みによって顧客満足、社員満足を得ているものとし、SWOTでいうSに該当する。


そして、100点満点に足りていないマイナス部分。
これは伸び代なので、WでもあるがOにもなり得る。

さて、このSWOT分析では、自社を4つの視点から分析する訳であるが、Sについては様々な表現が出る。


・うちはトータルソリューションを提供しているので、総合力が高い

・うちは設計における備品の保有品目数が多いため、顧客への提案力がある


どれも立派なSだけれども、もう少し深てみる。


例えばこの「提案力」


今ある備品は過去からの投資によって得ている資産である訳だが、
恐らくある程度の備品という資産は他社も持っているだろう。


掘り下げたいのは、この提案力となるケイパビリティを築いている、ベースにあるモノは何か、ということ。


相手のニーズを汲み取って的確に提案するという、そもそもの人としてのスキル?

それならばヒアリングだし、そもそもそれができるのは、備品という手段を使って解決したい「目的」を引き出すコーチングスキル、かもしれない。


もう少し掘り下げてみる。



では、このスキルを強みとするならば、それはどうやって獲得する?



突き詰めるところ、結局「人」にいきつく。


つまり、採用するか、育成するか、
組織を強くするには、この2つに集約される。



それが組織と成って、目的を共有したとき、エネルギッシュなアクションとなり、
それがコミュニケーションによって連動し、大きな成果に結びつく。


その成功体験の連続、また体験からのリフレクションによる改善により、ケイパビリティを高める。


ここで明確になってくるのが、冒頭に出た、営業力だとか企画力だとかっていう、Sの強みだと思う。




人的資本経営によって、こういった人の活かす力が試されている。



労働生産人口が減るからこそ、人から組織を作っていく、そんな支援をしていきたい。

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