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30万円か?二日早い退職か?退職を選ぼう

「こんな会社、ボーナスの為にあと二日だって行ってられっか!」

俺は数十万円を捨てて会社を辞めた。この事実は借金さえ抱えている今現在に至っても一つも後悔していない。むしろ人生の自慢の一つでもある。


数年前、俺はいわゆるブラック企業にいた。

自分の好きな業界ではあったが、プライベートなゴタゴタに社員を巻き込むことを何一つためらわない創業者一族、上下関係がはっきりしない社内体制、社員の前で息子でもある社長を怒鳴りつける創業者である会長、クレーマーから逃げるくせに社員には強気な社長、上役の真似をして後輩にパワハラし放題な先輩社員、有休も労災も認めない幹部。

すべてが糞だった。

「いきなり人が辞めたから」という理由で入社前に決まっていた部署と違う部署に配属され、「ここで認められれば希望の部署に変えるから」という甘言を耐える理由にして、俺は自分の悲鳴にフタをして一年半も無駄な時間を過ごしてしまった。
歯を砕くほどの睡眠時の歯ぎしりはこのころに発生したもので、今も健在だ。


「え?君が希望の部署に行くことなんてないよ?ずーーーっとここにいてもらうから。」


上司からのこの言葉を聞いた1週間後に辞表を提出した。

ボーナスが出る二日前の3月29日に退職することになった。

「あと二日退職を伸ばせばボーナス出るのに」
という言葉は最後まで上司からはなかったが、予想通りだった。人の人生を一年半も無駄に使ったということさえ自覚のない会社の人間に、そんな気の利いたセリフがはけるわけないから。


最後の日の退社時は糞な先輩たちには挨拶さえせずに出て行った。

人にはこのボーナスをもらわなかったことを「もったいない」と言われるが、俺はもらわずに退職したことを後悔していない。

もしもらっていたとしても金はいつかなくなる。しかし「ボーナスを捨ててまで選んだ貴重な自由までの二日」は永遠に消えないし、こうして人に話すことができるから。



#あの選択をしたから


スキをくれ!!ください!!マジでください!マジでマジでマジでマジでください!なんにも減るもんじゃないですよね?頼むよお願いお願いお願い!!! ついでに言うと、あわよくばサポートという愛もください!!金額云々じゃなくその事実だけでどれほどのパワーをもらえることか。