怒りは仕事に必要ない。
仕事で何か失敗をすると、上司に怒られることがあると思う。
ただ、怒るということに僕はずっと疑問を持っていた。
基本的に僕は怒られる側だ。
頭の回転も悪く、いくらチェックしても小さなミスを良くしてしまう。
だから、大概何かミスを初めにするのは僕自身であることが多い。
そんな時よく思っているのは、「分かっている」ということ。
頭では分かっていても自分ではどうにも出来ないことばかり。
怒られたからと言って急に頭の回転が良くなったり、能力が向上することは無い。
むしろ、やる気はなくなるし雰囲気も居心地も悪くなる。
僕自身、怒ることにメリットを感じないので、人に怒ることがほぼない。(兄弟喧嘩は良くした。)
僕より仕事が出来るはずの人間が、怒ることによるデメリットも理解出来ずに、人を怒っているのだろうか?
答えはシンプルだと思う。
怒りを自分のために使っているだけなんだ。
アドラー心理学で怒りは出し入れ可能な道具として説明されていた。
子供に怒っている親が電話に出ると途端に笑顔になったりする。確かに出し入れ可能だ。
つまり、仕事においても出し入れ可能な道具を自分の為に自分の意思で使っている。
本当に相手の為を思うなら、失敗の原因を突き詰めたり、ヒアリングを行うことが先決だと思う。
相手の為にはならず、ましてや会社のためにもならないことを自分の意思で行っている。
そう考えると、怒る側は他人を怒れるほど立派な人間ではないのでは?
怒る行為にもし例外があるとすれば、相手の命に危険が及ぶようなことに対して、トラウマにしてでも覚えさせなければいけないという場合くらいだろう。
それ以外の怒りを使い怒るという行為は、その本人が自分の為だけに、自分以外を犠牲にする行為に他ならない。
だから僕は、
仕事において怒りは必要ない。
と結論付けた。
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