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絵と写真

27日目!
こんばんは。
たつです!
みなさん「絵」や「写真」は好きですか?

僕は写真は好きですが、絵はあまり得意ではありません。
ただ見ることに関してなら、絵ももっと愉しめるようになりたいとは思っています。

さて、そんな絵や写真ですが、素晴らしいものをどのように褒めますか?

「まるで絵のような写真」
「まるで写真みたいな絵」

このように褒めることがあるのではないでしょうか?
素晴らしい写真は「絵」のようだと形容され、素晴らしい「絵」は写真みたいだと喩えられることが往往にしてあるかと。

まず、これだけでなんだか面白いですね。

さて、では何故このように言うのでしょうか?

僕なりの考えを書いてみます。

写真のような絵

絵はそもそも、なぜ描くようになったのでしょうか?

おそらく元々は何かを伝えるためだと思われます。

古代文字も絵みたいなものですし、

「見たものを正確に伝えたい!」

のような気持ちから描き始めたのではないでしょうか?

そうすると、いかに現実を写したものを描けるか。
ここに焦点が当たるのかなと。
その結果、本当に見ているもののような絵を「まるで写真みたいな絵」と褒めるようになったのかなー、なんて思います。

さて、次に絵のような写真ですね。

絵のような写真

まず上の考えだと、写真と絵の関係はこうですよね。

絵<写真

絵よりも写真の方が間違いなく正確に見たままを伝えることができますね。

しかし、「絵のような写真」と言うとき、この大小関係はひっくり返っています。

写真<絵

ですね。
これはなぜでしょうか?

これを考えるにあたり、絵の持つ性質に着目してみたいと思います。

では、絵は情報を伝える以外にどんな性質があるか分かりますか?

それは、それを描く人の主観が入ることです。

絵には、その人が感じたこと、想ったことが描かれるのです。
例えば、同じ波を見て絵を描いても同じ絵にはなりません。

波の荒々しさに着目して描く人もいれば、サーファーを際立たせる人もいるかもしれない。また、人によっては波の中にいるかもしれない魚や、海に当たった光の反射を描き出すかもしれません。

このように、絵にはその人の想いや考ええ、感じ方が現れるのです。
これが芸術性に繋がる部分もあるかもしれません。

そして、ある写真を見たときに、その人の撮り方であったり、構図であったり、その一枚にその人の想いや感じたこととかが溢れているとき、人はその一枚を

絵のような写真

と形容するのではないでしょうか?

終わり

「絵」と「写真」
なかなか面白いテーマではないでしょうか?
また、こうした比喩表現に内在する想いに思考を巡らせてみるのも愉しいものだと感じます。

少しでも面白いと思っていただけたなら幸いです。
今日も読んでいただきありがとうございました!


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