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福岡のベッドタウンで起業して感じたこと。

はじめまして、松見達也と申します。

福岡のベッドタウンで起業して感じたこと(よかったこと・よくなかったこと含め)、これから考えていきたいことをまとめてみたいと思います。

もしかしたら下記のテーマに興味をお持ちの方にとっては参考になるかもしれません。

  • これから地方で起業を考えている人

  • フリーランスでこれから組織化を考えている人

  • 30歳前後で今後のキャリアに悩んでいる人


自己紹介

僕は2018年の11月に、福岡県古賀市で起業しました。

起業した会社株式会社CUEでは、地方自治体や地方企業・全国の住宅会社さん向けに、動画マーケティング事業を展開しています。

ちなみに、私のこれまでの細かなキャリアは下記のnoteにまとめていますので、お時間のあるときにでもお読みいただけたらと思います。

この記事の後のほうにも出てきますが、2022年2月に株式会社ヨンダブルディーという会社もつくりました。

2022年に携わった仕事

サッカーワールドカップに興奮した今年、みなさんと素敵なご縁がたくさんあり、いろんな仕事に携わることができました。

2022年は年男で八方塞がりと出ていた年初、どうなることかと思いましたが、なんとか一年を終えることができそうです。みなさま本当にありがとうございます。

2022年1月に、福岡県古賀市薬王寺にある「快生館」に入居し、オフィスが増えました。

2022年2月には、福岡のライター大塚たくまさんとタッグを組み、農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中核商品として取扱う専門商社のPR動画制作をおこないました。

2022年3月には、宗像市を拠点としているプロデューサー谷口さんと、大島・沖ノ島の世界遺産に関する動画制作をおこないました。

それから、タコの加工工場に潜入して工場見学ツアーの動画を制作したり、

ウインナーソーセージの加工工場の工場見学ツアーの動画を制作したり、

福岡県古賀市の田辺市長に、LGBTQ×シティプロモーションの新たな提案・意見交換の場を設けていただいたりもしました。

それから古賀市とともに議論を重ね、「なぜ地方都市でLGBTQ政策を取り組むのか」といったテーマの動画を制作しました。

もちろんこの間にも、継続契約をいただいている企業さんと一緒にYouTubeチャンネルをつくったり、動画マーケティングについて試行錯誤しています。

2022年の夏ごろには、福岡大学のとある学部のホームページ制作と学科入学希望者に向けた動画制作をおこないました。学生さんたちと一緒に撮影した夏はいい思い出です。

その他、いろんな取り組みをさせていただいた一年間でした。本当にありがとうございます。

さて、前置きが長くなりましたが、ここから本題の「福岡のベッドタウンで起業してよかったこと・よくなかったこと」を書いていきます。

よかったこと①得意なこと×好きなことで価値提供できる仕事がある

よかったことの1つ目は、地方には自分の得意なこと×好きなことで価値提供できる機会が確実にある、という事実に気づけたことです。

起業前の方にとっては半信半疑な内容であることは十分に理解しています。しかし、得意なこと×好きなことで価値提供できる機会が地方にはあるのです。

ここで問題なのは、多くの方が自分の得意なこと好きなことがなんなのか理解できていないことです。

これは別に起業家でなくても会社で勤める場合も同じです。自分の得意なことは〇〇で、やりたいことは〇〇です!と明確に提示できれば、それを活かして価値提供できる舞台は確実にあります。

自分の得意なこと(才能)や好きなこと(want to)がわからないという方は、僕の尊敬する友だち、へいすけさんとゆかりさんが開発しているサービスを一度のぞいてみてください。

なにかヒントが得られるかもしれません。

よかったこと②人とのつながりや熱狂から新たな仕事が生まれる

福岡のベッドタウンで起業してよかったこと2つ目は、人とのつながりや熱狂から新たな仕事がどんどん生まれていくことです。

株式会社ネスピアの本社は、古賀市薬王寺の快生館というところにあります。

ここ快生館は、温泉施設をリノベーションして誕生したインキュベーション施設です。

毎日、多様な人が交差し、新たなつながりができ、そこに熱狂が生まれる場合があります。

この熱狂が生まれたとき、自然と新しい仕事ができていくのです。

僕は基本的に人との薄いつながりに期待していません。そこから生まれてくる熱狂のみが次の仕事をつくるのだと思っています。

例えば福岡のベッドタウン古賀市の、JR古賀駅西口にある古い物件をリノベーションして新たな施設へと生まれ変わらせようとしている株式会社ヨンダブルディー。

この会社も人とのつながりから生まれた熱狂がつくった会社です。僕も取締役として携わっていますが、健やかに働き続けられると確信しています。

こうやって新たな仕事がどんどん生まれています。

よかったこと③「いろいろ考えるな、必ずうまくいく」精神を実行に移せた

福岡のベッドタウンで起業してよかったこと3つ目は、いろいろ考えるな、必ずうまくいく精神を実行に移せたことです。

東京でバリバリ働いていたシティボーイが(笑)、会社を辞めて福岡の田舎に帰ると言った5年前はいろんな人に心配されました。

ちゃんと計画しているのか、それで将来はどうするのか、親には相談してあるのか、家族ができたとき大変だろ、など。

その当時から思っていた計画立てて実行しないやつはなにもしていない実行あるのみはよ動けいろいろ考えるな、必ずうまくいく、と自分に言い聞かせてきた。

うまくいっているのかどうかはさておき、「いろいろ考えるな、必ずうまくいく」精神を、人生の早い段階で実行に移せたことは間違いなく財産になった。

ときには強引に、点と点を線にして面にすればいいだけ。まわりの戯言に耳を傾ける必要はない。強引にひっくり返せばいいだけだった。

この、「いろいろ考えるな、必ずうまくいく」精神を小さく試せるのが地方だと思っています。




よくなかったこと①タスクに忙殺されすぎた

続いてよくなかったこと。

起業すると休む暇がありません。休みがなくなることは当然のことなのでいいのですが、タスクに忙殺されすぎたことは少しよくなかったかなと感じています。

起業してしまえばタスクさえも心地いいのですが、タスクに忙殺されていると前進しません。この前に進んでいない感じが僕にとっては非常に苦痛。

タスクは仲間と分散する。仲間の才能と強みを理解することで、僕にとっては苦手なことが仲間からすると得意なこと、ということがよくあります。

セルフマネジメントや限界まで働いてしまう云々カンヌンは別にいいのです。起業した当初からその覚悟はあります。好きなことをして生きていくということはそういうことですから。

問題はタスクの割合ですね。ここらへんは明日からどんどん改善していきます。

よくなかったこと②時間の経過をうまく味方につけることができず差積化できなかった

続いて、せっかく地方で起業したのにこれはよくなかったと思う2つ目は、時間の経過をうまく味方につけることができず差積化できなかったことです。

地方で起業したのであれば、下記3つの条件を徹底的に積み上げ差積化していくことを最優先に取り組むべきだったかなと感じています。(ここはまだ答えは出ていませんが)

  1. 労力が減っていくこと

  2. 競合が真似しにくくなること

  3. 鮮度が変わらないこと

世の中には稼げるマーケットというものがあり、そこを見極めれば間違いなく稼げます。

ただこの領域で勝負し続けるといずれ疲弊します。このことがわかっていたにも関わらず、ダラダラと続けてしまい、結果として差積化が鈍ったことを少しだけ反省しています。

時間の経過をうまく味方につければ、あとから大きな実りを得ることができる。そこらへんのクソみたいな情報に一喜一憂せず、20代のころから変わらない自分のスタンス、信じる道をこれからも突き進んでいきたいと感じた一年間でした。

おわりです。

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