大手の営業部長から製造業SaaSの2人目営業へ。5ヶ月経って思うこと

創立5周年記念note 11日目担当します  DRAWER事業部村井です。
なお、これまでの創立5周年記念noteは以下にまとめられています。

現在、CADDi DRAWERという製造業向けSaaSの営業マネージャーをしています。主に西日本のお客様を担当しており、日々全国を飛び回っています。

キャディには2022年6月1日入社なのでもうすぐ5ヶ月が経とうとしているところ。2010年にヤフーに入って丸12年、初めての転職をして今思うことを書き記そうと思います。


私の経歴とキャディとの出会い

大阪の郊外で育ち、公立の中学、高校と進み、鷹を括って望んだ現役受験は見事に全落ち。代々木ゼミナールで一年浪人し上京して早稲田大学に入学。地方出身の典型的なパターンでした。そもそも上京した理由は「テレビ局で働きたい」から。製薬企業の研究者の父を持つ私は、天邪鬼な性格もあり真逆の文系・キラキラに憧れていました。

大学時代、テレビ局でのバイトも行い就職活動を迎える中、メディア産業に地殻変動が起き始めていることをとても実感していました。テレビの視聴率が下がり、誰もがインターネットで情報収集を行う。さらにそのタイミングで初めて日本でiPhoneが発売。24時間、手のひらの中で世界の情報にアクセスできることが当たり前になりつつありました。

華やかなメディア業界に憧れていた自分と、素晴らしい技術やプロダクトの力で人々の生活が明らかにアップデートされることに心が震える自分。初めての会社選びで私が重視したのは後者でした。インターネットの会社でもっと世の中をテクノロジーの力でアップデートしていきたい志でヤフーに入社しました。

ヤフー入社後は、退職までの12年間一貫して広告営業に携わりました。広告の世界でも地殻変動が起きていました。テレビ、新聞など広告効果が完璧に可視化できないのが当たり前の世界が、ネット広告により投資対効果が日々可視化されている状況にこの20年で様変わりしています。

通信キャリア・官公庁を担当する部長をやらせてもらい、自分の仕事の意義や待遇、職場環境には何も不満はありませんでした。ただし一方で、「テクノロジーの力で新たな価値を世の中に生み出していきたい」と志した気持ちを解放し切れていない自分を同時に感じるようになっていました。GAFAを筆頭にインターネット産業は人々の生活を誰が見ても明らかにアップデートしてきました。その変革を他の業界で起こしていくことはできないのか、まだテクノロジーの力でアップデートできる産業が世の中には眠っているのではないか、そこで自分がチャレンジしてみるのはどうか。そんなことを日々考えるようになりました。

そんな中、Newspicksの動画番組でキャディについて語る加藤さんを目にしました。いつものように何となく、通勤移動中に見たその動画に衝撃的に心を突き動かされました。「モノづくり産業のポテンシャル解放」という壮大なミッションを掲げ、一点の曇りなくミッション達成に邁進する企業、それがキャディでした。また、「至誠」という価値感を会社の社是に掲げている点も非常に共感度が高いポイントでした。

キャディが掲げるミッション

このミッションとバリューに心底心を打たれた私は、転職サイトを通じキャディの選考に進みます。代表の加藤さんをはじめ、選考過程で話したキャディ社員の一人ひとりが皆このミッションバリューを心底信じ、仕事をしている姿を感じ、自分もその一員となって壮大なミッション達成に貢献したいと思うに至りました。35歳の誕生日を3ヶ月過ぎたタイミングでキャディへの入社を決意しました。内定後、会食に現れたキャディ営業の第一人者である後藤さんの一言は今でも鮮明に覚えています。「村井さん、一緒にポテンシャル解放しましょう!」
後藤さんのnoteはこちら↓


キャディ入社後の日々

キャディは現在ビジネスを急拡大するフェーズにあります。製造業バックグラウンドを持たない私のような社員も毎月数十名入社しています。
製造業理解、モノづくりにおける課題を入社後に徹底的にインプットすることになりますが、今のフェーズだからこそオンボーディングもピカピカに磨かれており気づいたら製造業の人間になっていました。理解すればするほどキャディが解決しようとしている課題の大きさ、複雑さを現実感を持って感じるようになります。入社して一番嬉しかったことは、全社員がそのミッションに共感し、日々課題解決に頭を捻りそれぞれの役割を果たしているということ。私より後に入社した方とも、入社初日からキャディのミッションについて語り合える、そんな素晴らしい環境がキャディにはありました。

モノづくり産業のポテンシャル解放をもう少し言い換えると、「人のポテンシャル解放」になります。人がやらなくても良い業務をテクノロジーの力でAIに置き換えていく、腹の探り合いのような無駄な交渉業務を無くしていくことで本来人が取り組むべき業務に集中できる状況を作る、キャディが目指す世界は人が生き生きして働いている世界です。なのでキャディは社員が自分自身のポテンシャル解放を出来ているかにも非常に貪欲にサポートしており、それが社員のモチベーションが非常に高いことにも繋がっているのだと思っています。

配属は今年の6月に正式ローンチしたCADDi DRAWERというSaaSの営業マネージャーでした。マネージャーと言いつつ、6月時点では既存社員の営業と私の2名のみ。とにかく顧客に訪問し課題のヒアリングから行うという日々でした。
何かのリプレイスで導入するソフトではなく、お客様自身が業務を改革することで大きな価値が生まれるサービスということもあり膝を突き合わせた会話で相手の本音を引き出すことが営業を行う上で最も重要になります。前職で経験していた課題解決型の営業スタイルは非常に生きており、ドメインは違えどその力は十分生きていると実感しています。
一方、DRAWERはまだ立ち上げ初期のサービスため、いわゆる「営業の型」というのがまだありません。前職ではある程度営業の型が出来上がった状態からのスタートだったので、自ら型を作っていく経験は難しくもあり、非常にやりがいを感じている部分です。
事業部全体でまだ数十名の規模なので、日々起こるカオス、アップデートを体験できるのもDRAWER事業部の大きな魅力です。2030年にSaaSビジネスで1,000億円を目指すことを掲げおりまだ一合目にいるので、この山を仲間と共に登っていく感覚は非常に刺激的です。SaaSなのでいわゆる「THE MODEL」を参考に営業の型を作っていますが、その型に捉われすぎずDRAWER流のモデルを作り上げるために、営業だけでなくカスタマーサクセス、オペレーション、プロダクト開発のメンバーとも日々協議しています。

営業をしていて何よりやりがいに感じるのは、お客様の心に火がつくこと。キャディが掲げているミッションにお客様が共感し、共に業界の負を解決していこうと「仲間」になる瞬間が一番やりがいを感じる部分です。キャディだけでは決して解決できない、モノづくりに関わるプレイヤーが同じ課題解決を目指しすことで初めてミッション達成ができるものと信じています。日々行う営業活動がそこに繋がっていると思うと、風呂に入っている時も、休日リラックスしている時も、常に顧客の課題解決、業界の課題解決について考えるようになりました。家族からも「仕事の話増えたよね」と言われるほど、家庭内の会話にも変化が生まれています。

私の入社エピソードを記事化してもらったので是非こちらもご覧ください。


コトに向かう。徹底的なフィードバック文化

キャディに入って素晴らしいと思うことの一つに「徹底的なフィードバック文化」があります。「コトに向かう」という姿勢をとても大切にしており、人の批判、他部門の文句、ではなく今自分が向き合うコトに対してであれば上司部下問わず遠慮なくフィードバックを行う。そんな文化がキャディには根付いており、私も入社してから毎日何かしらのフィードバックをもらっています。

自分の至らなさで起きたコトに対してのフィードバックは悔しい気持ちにもなりますが、成長の伸び代と捉えることでまだまだ自分は成長できる、というワクワクも同時に生まれています。前職ではベテランの領域に差し掛かっており日々フィードバックをもらうようなことは減っていましたが、自分の成長課題がどこにあるかを俯瞰的に捉えられるのはとても素晴らしいことだと思います。様々な業界から本当に優秀な人がたくさん入社しているキャディだからこそ、成長に対するフィードバックは山というほど貰うことができます。30代半ばに差し掛かり、自分の成長の踊り場に来ている人はぜひこのフィードバックを体験して欲しいと思います。

代表の加藤さんからは辛辣な(愛のある)フィードバックを日々いただいており、感謝の極みです。
8月〜9月はDRAWER営業の強度を上げていかなければいけないタイミングだったこともあり、毎日話すのに加え、夢の中でもフィードバックを受けるようになったので一日二回は自分の成長の伸び代を実感していました。笑

組織攻略に別のアプローチはないのか、ゴールから逆算してシナリオを描けているか、電話をするタイミングは適切か、経営者は惹きつけられているか、他のメンバーへの声かけは適切か、など様々な観点で問いを投げかけてもらい、自身の行動をアップデートしています。

日々受けるフィードバックを手元に書き記し、昨日の自分と今日の自分の行動、思考がどう変化しているか、自分自身も周囲に対してフィードバックのギフトを渡せているか、これまで体験したことのない自己成長へのPDCAサイクルを超高速で回している感覚です。まだ入社5ヶ月なのに2年ぐらいキャディに在籍している感覚です。もちろん、まだまだ自分の伸び代を感じていて、明日の自分、来週の自分、1年後の自分がどう変わっているかが楽しみです。

こんな人と働きたい

キャディは先日5周年を迎え、2030年にグローバルで兆円規模の取引を目指し更に拡大していくフェーズにあります。

壮大なミッション達成に向けて、更に多くの仲間と情熱を共有していきたいと思っています。社員が一丸となり一つのミッション達成に向けて生き生きと働いている環境、なんのしがらみもない人の成長を願ったフィードバックを常に受けられる、そんな刺激的な環境がキャディにはあります。

自分の社会人人生を大きなミッション達成に捧げたい人、まだまだ自分は成長していきたいと思っている人、ぜひキャディで一緒に働きましょう。これからそんな仲間が増えていくことが非常に楽しみでなりません。

グローバルでのポジション含め、キャディでは全職種で仲間を募集しています。少しでも興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお声かけください。

キャディの採用にかける思いを掲載し、結びとさせていただきます。拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

■会社概要Q&A

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