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————想いよ逝きなさい

今回、ポッドキャスター(Podcastの配信者の名称)共同企画の
「なれそめ音色」という企画に参加させていただいた。

この企画は、それぞれの好きな春の曲を1曲選曲して、
その曲にまつわるエピソードを配信するという企画。

私たちは3月29日に配信済みなので、
良かったら聴いてみて欲しいです。

さて、その配信内で私がピックアップした曲が
ドリカムの「朝がまた来る」である。

そして、この曲のエピソードには2004年の中学卒業で
離れてしまったある男の子とのエピソードを話した。

その男の子に、私はずっと恋をしていた。
相手は一般的な男の子だったから、もちろん桃色片想い。

だけど、優しくて、メールもたくさんしたし、
2人で遊んだし、たくさん触れ合ったりもした。

だからこそ、卒業することで
毎日会えていた環境がなくなることが怖かった。

あなたの居ない日々をどう過ごしていけば良いのかわからなかった。

そんな時に聴いていた「朝がまた来る」は、
この時期になると毎年聴きたくなる曲。


"雨だって晴れだって願いは届かない
あなたのいない朝は来るから"

"壊れて泣いたって願いは届かない
あなたのいない朝が今日も明けるから
今はこのままいつかこの思いが逝く日まで
空へ昇る日まで"


結局想いは伝えられなかったけど、
あんなに人を好きになったことはない。

そんな存在を与えてもらったことに
感謝している。

だけど、やっぱり人は忘れていくもので、
少しずつ記憶やあの頃の感情を思い出すことが
難しくなっていることも確かである。

それは悲しいことではなく、
それが想いを昇華させること、
想いが逝くことなのかもしれない。

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