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わたし流の感情の整理術

日々の生活の中で、嫌なこととか悩みが出てくると、
その年のスケジュール帳の後ろのフリーページにそれを書き出す、
そんなことを昔からやってきた。

脳内の可視化とでも言おうか。
頭の中でモヤモヤしていても、
それを外に出さない限りグルグルしたままな気がして、
頭の外に出すことの目的と、
それを目にすることで考えがまとまったりもするモノである。

最近になってそれは身体の浄化にも繋がると知る。
本当はその紙を燃やすと良いそうだが、それは怖くてできていない。

さて、私には最近悩みがない時期がしばらくあった。
全てが落ち着いてしまっていて、
緩急がないというか、全てが凪だった気分。

それは人生が面白くないとかそういうことではなくて、
むしろ楽に、楽しく生きることができている。
例えば、少し嫌な現実がやってきても、
「全て私の意識が反映した現実なんだ」
と思うと、他人にモヤモヤすることはないし、
自分の意識を見直すだけだから、すぐに解決できる。

周りと比較したり、誰かのせいにしたり、
他責で生きることは意識的にもやめている。

そんな最近だったから、
スケジュール帳に吐露することがなくなってしまい、
スケジュール帳を開く機会も減ってしまった。

でも、なぜ私はそもそもモヤモヤしたことがないと
スケジュール帳を開いてはいけないと思っていたのだろう。
そのスケジュール帳には楽しかったことや、
些細な幸せをも書き込んで良いのである。

10代の頃、私は自分の性的指向を誰にも話せず、
周りの友達と恋愛の話もできなかった。
だから、好きな人ができた時はノートにその想いを書き込んでいたし、
その延長線で、私は自分の想いを誰かに聞いてもらうことに慣れてこなかった。
だから、恋愛ではない悩みがあっても、それを「誰かに聞いてもらう」という感覚が乏しかった。きっと、自分で解決することに慣れてしまったのだろう。

だから、ノートは私の悩みを聞いてくれる相棒のようになっていった。

それ故に、ノートに書くことは自分の中の負の感情だけだと、
勝手に思い込んでいたのだろう。

だけど、今はオープンに自分を話すことができるし、
理解してくれる友人もちゃんと居る。
腑に落ちない感情の対処法も知っている。

だから、
日常のちょっとした嬉しい出来事もちゃんと記していこう。
そして、
ちゃんと「ありがとう」を示していこう。



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