【夏の甲子園】　"福島は聖光1強ではない"　地元福島県代表 聖光学院が1回戦突破　

夏の甲子園が始まってますね。

1回戦もいよいよ終盤。

我が地元の福島県代表、聖光学院が今年も1回戦を突破しました。

相手は東東京代表の初出場の共栄学園。
勢いのある素晴らしいチーム。
聖光学院との差は、出場回数の差と言って良い試合だったと思います。

そんな聖光学院ですが、夏の甲子園が今年で18回目の出場であり、世間からは「福島は聖光1強、福島は聖光学院しか強くない」などの声も多く聞こえる高校でもあります。

たしかに聖光学院は、甲子園の常連校、かつ、甲子園でも勝てる高校です。

しかし、福島県大会では激戦を制して甲子園の切符を勝ち取っている高校なんです。

福島県大会決勝の過去10年間の結果

2013年　聖光学院 5x-4 日大東北（延長10回）【8回表終了時点 2-4】
2014年　聖光学院 7x-6 日大東北（延長11回）【9回表終了時点 2-6】
2015年　聖光学院 3 - 2 日大東北
2016年　聖光学院 6 - 5 光南　【8回表終了時点 2-4】
2017年　聖光学院 5x-4 いわき光洋　【9回表終了時点 4-4】
2018年　聖光学院 15-2 福島商
2019年　聖光学院 2 - 0 日大東北
2020年　聖光学院 6 - 0 光南
2021年　日大東北 5x-4 光南
2022年　聖光学院 6 - 3 光南　【9回表終了時点 4-4】
2023年　聖光学院 11x-10 学法石川（延長10回）【10回表終了時点 6-10】

過去10年間、聖光学院が大勝した試合は、歴代最強世代と呼ばれた2018年のみで、その他はヒリヒリした試合展開ばかりです。

しかも、逆転勝利、大逆転勝利が10年間のうちに6回もあります。

結果だけを切り取れば、甲子園に数多く出場しているのは聖光学院です。

ただ、福島県は聖光学院以外にも、日大東北、光南、学法石川などの強豪校が揃っていることも試合結果から明らかです。

逆転勝利の理由は、ずばり「試合終盤で逆転する練習」をしているから

逆転勝利で甲子園の切符を数多く掴んでいる聖光学院。
ただ強いから、経験が豊富だから勝っているわけではありません。

聖光学院は、劣勢の状況から逆転する練習を普段からしているのが勝負強さの一因。

「3〜4点差を追いかける7回を想定した紅白戦」を繰り返す。

紅白戦で投げるのはベンチ入りの投手陣。

負ければ点差の分だけベースランニング。

この練習で選手のメンタルを鍛えるとともに、打撃力の向上も図る。
勝負強さの裏には普段からの徹底した準備があるんです。

まとめ

結果には、結果を裏付ける理由があり、本番では練習で出来ることしか出来ない。

これは野球だけでなく、世の中の真理だと思います。

今年も目が離せない試合が続く甲子園。

持ち前の勝負強さを活かして、8/12の2回戦 vs仙台育英　精一杯頑張って欲しいです。

東北同士が2回戦で潰し合うことは心苦しいですが、福島県民として、幼少のころからの甲子園ファンとして聖光学院を精一杯応援します。

やってやろうぜ。去年のリベンジ。

以上です。