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「自分が今求めているのは、"キャリアアップ"じゃないんです」 ー キャリアとライフをトレードオフにしない転職相談

こんにちは、ワーキングペアレンツのための転職サービス"withwork"を運営しています、XTalent代表の上原です。

withworkでは、特に共働き&子育て世代からの転職相談を男女問わず日々いただいているのですが、いただくトピックスが「世の中に解がないもの」がとても多いことに気づきました。
検索しても、周囲の人や、いわゆる大手エージェントにも相談しづらい。そんなワーキングペアレンツやデュアルキャリアカップルならではの悩みをシェアすべく、「キャリアとライフをトレードオフにしない転職相談」というシリーズでnoteを書いてみることにしました。

とある30代男性・ワーキングファザーからのご相談

※個人の特定につながらないよう、複数人のエピソードを織り交ぜながら記載しています。

その方は新卒で入社した会社で働き続け、順当に成果もあげ裁量も大きくなり、経営層からの信頼も厚い。まさに幹部候補と言っていいような存在になっていました。

そして、私生活の方ではお子さんが生まれ、パートナーの方も育休から復帰し共働き育児生活へ。そうすると、がらっとライフスタイルが変化します。保育園は朝の担当、会社は毎日出社で夜も遅いため、お迎えはパートナーにお願いすることに。しかしパートナーも自分と同程度にキャリアを積んできており、時間の制約ができたことで働き方やキャリアに悩んでいる。そんな悩む姿をみながら、「自分も育児に関与する比率を高めて、お互いのキャリアとライフを大切にしていかねば・・」と現状に強く問題意識を感じたのでした。

でも、社内の上層部に相談しても、自分が求めているような答えは返ってこない。以前からマネージャー昇格の話を仄めかされていたが、今そうなると負荷がさらに増すだけなので、全く望んでいないのに・・。この夫婦共働き育児の苦労が、まったく伝わらない。よく考えると、上層部には専業主婦世帯の男性ばかり。時代も違い、男性が平日育児への時間を取る、ということは当たり前ではなかった。そこからこのすれ違いが生まれているのか・・と気づいたそうです。

スカウトサービスやエージェントに登録してみるが・・

転職も視野に入れるしかないのか・・そう考えてスカウトサービスに登録。いくつかのエージェントから話も聞いてみました。
ところが、そこでも「違う・・」と感じることに。自分の悩みは伝えたつもりだが、提案されるのは「キャリアアップのためこういう会社はどうか」「こういう職種にチャレンジしてはどうか」というものばかり。確かに年収は高い、聞いたことがある急成長企業やメガベンチャーの名前も並ぶ。

「自分が今求めているのはキャリアアップじゃないんだ・・」と、withworkの最初の面談で聞いたのはそんなお話でした。
仕事は好き。ただ、自身のリソースの投下はもう「仕事100%」ではないのだと。

最近、本当にこのようなご相談をよくいただきます。
みなさんこれまで意欲的に仕事してきて、いわゆるハイキャリアに該当するような方ばかりです。
また、パートナーシップにおいても、夫婦どちらもキャリアへの意欲が高い方ばかり。だからこそ、双方のキャリアを大切にするために、イーブンな家事育児の分担を目指そうとされる方も多い。

でも、これが中々理解されない環境もあるんですよね。だからこそ、経営陣やマネージャー層が育児に主体的に関わっていることが当たり前の会社だと、がらっとみえる景色が変わります。もちろん当事者じゃなくても、強い意思をもって社員のライフイベントを支援している会社もあります。

withworkではそんな皆さんのキャリアとライフをトレードオフにしない転職活動を全力で応援しています。
ご相談したい方は、ぜひサービスご登録ください。

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