ラーメンとVeganのお話
こんにちは、最近veganフードにハマってます。
前回更新のnoteで紹介したラーメンもvegan仕様でしたね。
というのも、veganでラーメンを作るようになって、料理としてのveganの面白さに魅力を感じています。
veganで料理を仕上げようとすると動物由来の食材が使えなくなるので、どうしても制約が多くなります。
その中でいかに美味しく仕上げるには、やはり圧倒的なアイディアとそれを形にする知識が必要で食材選び、であったり、各食材に対する調理法などを突き詰める、のが楽しいんですよ、とにかく楽しい。そして奥が深い。寝てる時間以外そんなことばっかり考えてるんじゃないか?ってくらい考えてます。
と、前置きが長くなりましたが、今LifeBerlinで提供しているレギュラーメニューのveganラーメン2種を軽く紹介させて下さい。
まずは『vegan醤油ラーメン』
我ながら非常に美味しそうですね。
テーマは『オーセンティックな醤油味、なんだけど遊び心のあるラーメン』です。
テーマ長いですね。笑
なたね油から作ったネギ油やフライドオニオン等、昔から使い古されたアイテムを使い、ラーメンらしさを出しつつ、赤玉ねぎで食感の楽しさをプラス。
そして写真上部の白いペーストですが、奈良県の郷土料理『茶粥』から着想を得た米のペーストです。
この米ペーストにトリュフオイルを始め、数種の香味油と香辛料が混ぜ込んであり、食べ進めていくうちにスープが変化していきます。
これが美味しいんです!veganでもここまで美味しくなるんだと。
今までveganフードに興味が無かった人にこそ食べて欲しい!そんな一杯です。
続いて『vegan坦々麺』
これもまた美味しそう。
個人的に坦々麺は濃厚なのが好きなので、こちらはシンプルに『濃厚なパンチのある坦々麺』をテーマに仕上げました。
実はこのvegan坦々麺がノーマルの醤油、味噌を抑えて一番人気なんです。
ベースには濃厚な味噌ダレを使い、たっぷりのゴマを合わせたスープ。
表面には数種の唐辛子や花椒をメインに複数の香辛料を使ったラー油を浮かべる。
ほうれん草の上にかかっている辛味噌にも数種スパイスを練り込み、香りに奥行きを持たせ、濃厚なんだけど最後の一滴まで飽きのこない一杯に仕上がってます。
ざっと紹介させて頂きましたが、最後に『なぜ、今Berlinでveganラーメンを作るのか』について少しお話したいと思います。
大きく二つあるのですが、一つ目は『本当に美味しいラーメンをveganの人たちにも伝えたい』
ベルリンは世界でも有数なvegan人口の多い街で、本物の美味しいラーメンを知らない人が多いんです、だからveganを実践している方に『ラーメンってこんなに美味しい物なんだ』と思ってもらいたい。
そしてveganフードはveganを実践している人が食べる物、そんなイメージを払拭したく、だからこそveganじゃない人達にも『veganでもこんなに美味しいんだ』って思ってもらいたいんです。
二つ目は『veganラーメンを通してveganに興味を持って欲しいから』です。
日本ではどこかveganを実践している方達は宗教じみてて嫌だ、なんて意見も聞こえてきそうですが、veganの方達は、本当に様々な理由でveganを実践しています。
その一部である動物愛護や、環境問題等、内包している様々な問題について、このラーメンを通じて、このnoteを通じて、一人でも考える、知る、きっかけになれば、そしてveganの人もそうじゃない人もお互いの考えをリスペクトし合えたら。
このラーメンを作ってよかった。と素直に思います。
長々と書き連ねましたが今日はこの辺りで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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