最新のインプラント豊胸術「ミアフェムテック(Mia Femtech)」
こんにちは!
今日も僕のnoteを開いていただき、ありがとうございます。
ここ数回、豊胸術についてお話ししてきました。
聖心美容クリニックでは、今後も豊胸に力を入れたいと考えていて、
今年、新しいメニューが2つ増えます。
ひとつは前回のnoteでお話しした「エクソソームリッチ豊胸術」。
脂肪を注入する豊胸術の進化版です。
(前回のnoteをまだご覧になっていない方は、ぜひ、先にご一読ください!)
そして、もうひとつがインプラントを挿入するタイプの新しい豊胸術、
「ミアフェムテック(Mia Femtech)」です。
どんな豊胸術なのか、これから詳しくご紹介しますね!
■インプラントを使った豊胸手術
乳腺や脂肪組織に代わって豊胸インプラントを挿入し、
バストのボリュームアップを図る豊胸術は、これまでも世界中で行われてきました。
豊胸術の技術が進み、今では、さまざまなインプラントが開発されています。
内容物も液状のものやジェル状のものなどがあり、
シリコンの袋もツルツルした「スムースタイプ」や
ザラザラした「テクスチャードタイプ」などがあります。
そんなインプラントですが、2018年、
テクスチャードタイプのインプラントを入れた患者さんから、
乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)が発生したとことが報告されました。
本症の生涯罹患率は2,000人~86,000人に1人と幅があり、
10年以上の長期間入れていると、発症するリスクがあると報告されています。
このニュースの影響は甚大で、主要なインプラントメーカーのテクスチャードタイプインプラントは、製造中止に追い込まれました。
そのなかで生き残ったのが、リンパ腫の報告がないMotiva(モティバ)というインプラントを製造しているEstablishment Labs社です。
そして、そのEstablishment Labs社が
新しいタイプのインプラント豊胸術「ミアフェムテック(Mia Femtech)」を提供することになりました。
■ミアフェムテック(Mia Femtech)とはどんな豊胸術?
「ミアフェムテック(Mia Femtech)」という名を初めて聞く方は多いのではないでしょうか。
インターネットで情報を調べても、日本語での関連記事をほとんど見つけられないでしょう。それほど、新しい豊胸術です。
ミアフェムテック(Mia Femtech)とは、
従来の豊胸の概念を変える、全く新しいコンセプトの豊胸術で、
全身麻酔をせず、脇につけた2センチほどの小さな傷からインプラント(バッグ)を挿入します。
両脇最短で15分程度で手術可能。
痛みについても、従来のインプラント豊胸術の10分の1程度。
短時間で痛みが極めて少ないことは、患者さんにとって、かなり魅力的だと思います。
もうひとつユニークなのが、専用のインプラントや手術器具がすべてオールインワンになっている点です。豊胸にかかわるライフスタイルも含めて“ミアフェムテック”というところでしょうか。
プロジェクトリーダーは、「それほど胸を大きくしたいわけではないけれど、今の胸に満足しておらず、ブラパッドなどつけて少しだけ変化を付けたい人をターゲットにしている」と述べています。
つまり、大きさを求めるより、1~2サイズ程度、
ほんの少し大きくしたい人に向いている豊胸術ということ。
日本人の場合、「胸をものすごく大きくしたい」というのは少数派で
若い頃よりもハリがなくなってきたから、もう少しハリを持たせたい…といったリクエストが多いですから、ミアフェムテック(Mia Femtech)はとてもマッチしているといえそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
聖心美容クリニックでは、ミアフェムテック(Mia Femtech)を始めるため
ドクターの研修を含め、今、いろいろと準備をしている最中です。
このプロジェクトは、今後、世界中で展開されると思いますが、
実は、それぞれのエリアで最小限のクリニックとドクターのみでしか行えません。
技術を万人に普及するというより、実績のあるドクター、クリニックだけが、適切な指導のもと、コンセプトをぶらさずに、ブランドを展開していきたいということでしょう。
ミアフェムテック(Mia Femtech)の登場により、
「インプラントの手術は怖い」というイメージを払拭できたらいいですね!
次回のnoteはミアフェムテック(Mia Femtech)の話の続きです。
お楽しみに!
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