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ストレートに「おもしろい!」と感じた小説13選

本に求めるものは人様々かと思います。

僕は”小説”を読むときは、
「どれだけ”おもしろい”と感じさせてくれるかな?」
なんて期待を込めながら、読んでいます。

ビジネス書、実用書ならばともかく、小説を読むときには何かを学びたいとか、人生観を変えたいとか、そういうことを期待して読み始めることは少ないです。
(結果的に、人生観が変わるぐらい影響を受けた本もありますが)

シンプルに娯楽として読んでいます。
娯楽が欲しい時に読んでいる本のジャンルが小説になります。

なので、僕としては、ストレートに「おもろい!」と思ったかどうかが小説には一番大切でして、その意味で、今回のnoteにまとめる小説は個人的には印象深い作品群になります😃


(一応順番は付けていますが、特に面白かった順というランキングの趣旨では無いです。)


1)白い巨塔

山崎豊子さんの名作、白い巨塔です。

ドラマにもなってましたね。

財前の強烈なエネルギーと豪腕ぷりが、圧巻です。
財前のキャラクターに惹きつけられて、どんどん次が読みたい!次が読みたい!といった感覚に陥るでしょう。
(僕がそうでした)
何巻かにまたがっていますが、苦にならないぐらい早く読めました。

また、のめり込んでしまったが故か、これほど読み終えて喪失感を感じた小説も少なかったかと思います。

読んで損はない、名作中の名作と思います。


2)不毛地帯

商社マン壹岐正のお話です。

僕は、商社に転職しましたが、その前にこれを読んでまして、
商社の世界はカッコええな!
と憧れました。

(実際に働いてみると、時代が違うこともあり、この小説のようなことは少なかったですが😅)


白い巨塔もそうですが、この不毛地帯も実話を題材にされているとか。

山崎さんは取材の鬼だったとも、何かの記事で読んだことがあります。

そういうこともあり、非常にリアルでおもしろい話でした。


3)手紙

東野圭吾さんは好きなのですが、個人的に一番好きなのは手紙になります。

東野さんの本流であるミステリーではないのですが、これが一番読んでいておもしろいと感じました。

ただ、題材が犯罪者の家族ということもあり、読み手の好みをかなり分ける作品かなとは思います。
たまたま僕は好きだった、ハマったという感じです。

ちなみに、僕は転職活動中の面接に行く道中の新幹線で、この小説のラストを読んでしまい、新幹線の社内で号泣。😭
真っ赤に目を腫らして転職活動の最終面接に挑みました。

「目を腫らしてまで来たのか!」
と面接官の心を打ったのか定かでは無いですが、結果的には内定をもらったという、変な思い出の一冊です。


4)白夜行

確か、僕が東野圭吾さんの作品で最初に読んだのは白夜行だったと思います。

話の複雑さ、多用な伏線、そしてその伏線の見事な回収っぷり
読み応え抜群のミステリーでした。

個人的には、キャラクターが異常にストイックなタイプの話が好きでして😅、その意味でも、僕の好きなストーリーでした。

これを読んで、一気に東野圭吾さんのファンになりました。


5)夜のピクニック

青春小説の金字塔やと、個人的には思っている小説です。

甘酸っぱいようなやりとり、青春時代だからこそある事件や、友達との会話。
とてもリアルに再現されていて、自分の高校時代などを思い出します。

非常に爽やかな気持ちにさせてくれる一冊です。


6)国盗り物語

モチベーションを上げたいならこの一冊! と個人的には思っています😅

稀代の野心家、斎藤道三の話です。

斎藤道三のバイタリティたるや異次元でして、そりゃ一国一城の主になるわな、と納得のストーリーです。

読み終えると岐阜に行ってみたくなります😃


7)のぼうの城

映画化もされた話です。

爽快さが際立った一冊です。

登場人物が魅力的であり、かつストーリーも秀逸。

それでいて、ほっこりする温かな世界観なので、とても楽しく読むことが出来ました。


8)銀色の青

笑い飯の哲夫さんの作品です。
笑い飯が好きなので、そういうファン目線で読み始めました。

しかし、読み終えてみると、ファンという贔屓目抜きに、おもしろかった!という感想です。

文体が、純文学風ですので、好みはかなり別れるかもしれません。

僕も、正直最初は抵抗がありました。
ただ、読み進めると、どんどん話の中身に吸い込まれていきました。

オチにあたる部分も、かなり予想外でした。
このオチが個人的に好きでして、最終的におもしろいと感じた決め手になりました。


9)ワルボロ

こんなアウトローな小説あんねや!と、当時は衝撃を受けた小説です。

10代後半で読んだ記憶がありますが、その当時、こういうタイプの小説に出会ったことが無かったので、とても新鮮でした。

それゆえ、40歳を過ぎた今になってもまだ、
「あの時読んだワルボロはおもろかったなぁ」
と余韻を覚えているぐらい
です。


10)鴨川ホルモー

このくだらなさ、バカバカしさこそ、僕が小説に求めているものかもしれません😃(失礼な表現なら、すいません🙇‍♂️  でも、とても良い意味で、です。)

くだらなくて、だからこそ、めちゃくちゃオモロかったです。

大学時代ならではの、特殊な世界とエネルギーが満載の小説です。
自分の大学時代を思い出すような作品です。

この本で万城目さんのファンになりました。


11)バトルロワイヤル

小説を何度も読み返すことは少ないのですが、バトルロワイヤルは、何故か惹きつけられて複数回読んでしまいました。

こういう極限状態の設定は、この本が出てきた当時は少なかったと思います。


「学生にこんなことやらしたらあかんやろ!」
の詰め合わせみたいな話なので、自分の常識みたいなもんをぶち壊してくれた一冊です。

こういう破天荒な設定こそ、創作である小説の醍醐味なんかなと、個人的には思っています。


12)永遠の0

百田尚樹さんの作品です。
原作で泣いてしまい、映画を観ても泣いてしまいました。

主人公の「絶対に生きて帰る」という信念が、強く僕の心を鷲掴みにした感覚でした。

世の中の常識がなんであれ、自分の揺るぎない信念を貫き通すことを、この話を通して感じました。

この時代で、しかも周りは全員命を張っている軍人の中で、ただ一人、自分が正しいと思うこと(家族のために生きて帰る)を、やり切る覚悟と実行力たるや・・・と、心に響くものがありました。


13)海賊と呼ばれた男

出光って、こんな温かく、壮絶な会社やったんや!と知りました。
これまで名前を知っていた会社の意外で強烈な一面を知ったという意味で、とてもおもしろい作品でした。

また、自分が会社を創業するなら、こんなリーダーでありたいと、強く憧れました。
(現実は、到底及びませんでしたが。。)

話としてのおもしろさ、創業者の魅力、感動、どれを取っても読みどころの多い一冊でした。




今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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