インタビューの教科書:『REAL SPORTS』編集長・岩本義弘さんに聞くインタビュー取材のいろは(徳重龍徳)
インタビューに正しい方法はあるのだろうか。
25歳から記事を書き始めて14年がたった。新聞、ウェブ、たまに雑誌。媒体は変われど取り組み続けてきたのがインタビューだ。
人の話を聞き、その内容を理解し、記事にする。話し聞くことは記者だけでなくコミュニケーションの基本だが、インタビューをする度、記事に起こす度に七転八倒する。
結果として良いインタビューと呼ばれた記事も、自信があったけれど読まれなかった記事もあった。インタビュイーに話しやすいと褒められたことも、取材後すぐにもっとこうしておけばと後悔したこともある。
まだ、何が正しいインタビューなのか答えは出ていない。
そんなとき、数々のプロスポーツ選手をインタビューしてきた岩本義弘さんに「インタビュー」についてインタビューする機会を得た。
岩本さんは5月にスポーツメディア「REALSPORTS」を立ち上げた。ヤフトピに取り上げられることも多い媒体だが、そのオープニングコンテンツの一つがダルビッシュ有投手への岩本さんのインタビューだった。
このダルビッシュ投手へのインタビューを題材に、岩本さんにインタビュー前の準備などの基本から、より良い話を引き出すコツ、これからインタビューをしたい人たちへのアドバイスを聞いた。
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