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少女からの変貌と輝き:くりえみ 『 くりめぐり 』【コジン的写真集レビュー③】

グラビアの写真集について、ここ3年くらい年間100冊ほど目を通していて
個人用にスプレットシートにまとめて、短めのレビューと格付け(A〜C)をしている。

普段のメディア掲載と違い、個人的見解なのでときに辛口だったりもするのだけれど有料であれば見る人も限られるし、一部を切り抜いてSNSにアップされることもないかなと、ふと思った。レビューによって写真集に興味を持ってくれる人がいれば嬉しいし、一冊でも売れたら誰かのためになるかとも思うので、ちょっとずつ公開していこうと思う。

くりえみ 2nd写真集 くりめぐり(2021年、撮影:福島 裕二)


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“くりえみ”になってからは一度も会っていないが、栗田恵美の頃には何度か秋葉原で取材した。黒目がちな瞳で、前髪ぱっつんのロングヘア、ベビーフェイス。二次元感のあるロリ顔グラドルで一部マニアは沼にはまりそうだと思った。

2012年に日テレジェニックに輝いたが、2014年にミスアクションにも輝いた。グラビア賞の受賞者が、その後に別のグラビア賞に出るのは異例だった。神楽坂で行われたミスアクションの授賞式で姿を見て「日テレジェニック後、うまくいってないのかな」と感じた。

2018年に独立すると“くりえみ”に改名。幼い顔立ちに似合わず「生まれたときから露出狂」と語り、大胆な露出をいとわない積極的なグラビア。そして独立後に始めたSNSがハマり、特にコミケでのコスプレ写真が一気にバズった。気づけばエロだけでなく、SNS運用が巧みな経営者、さらに美容YouTuberと大成功していた。

2021年に出された『くりめぐり』はそんな“くりえみ”の成功物語の途中にあった写真集だ。ファースト写真集『密着同棲』が表情に乏しく、好みの写真集ではなかったので期待せずに見たのだが、これが傑作だった。

まず表情のバリエーションが多く、そのどれもが魅力的だ。何気ない風景のあどけない、決めない表情。しわのよった感じすらも愛おしく、ラストのステーキを食べている怒ったような際の顔もあざとさもあってかわいい。写真に加工がない分、素のくりえみが見えた気分になる。あくまで気分。実際は違うかもしれないが、そういうものが男は好きだ。

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