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#2 きっかけはプロポーズ1ヶ月前のあの事件?!創業の経緯について


オープニング

皆さんこんにちは、こんばんは。スタートアップ×政策作りラジオ「すたぽり」です。このPodcastは政策づくりのDXに取り組む株式会社issues創業者の私・廣田達宣がお送りします。今回は2023年1月9日に収録しております。「#2 きっかけはプロポーズ1ヶ月前のあの事件?!創業の経緯について」というタイトルでお送りします。

ふつおたコーナー

まずは先日の#1を聞いてくださった方からのふつおたが届いているのでご紹介させてください。ラジオネーム猫バスさん、私の大学時代からの友人になります。「聞いたよ!知ってる人の話だから知ってるところと知らない所があって面白いね!マイナス15kgダイエットしたというのにびっくりしたよ。夫婦も共同経営者みたいに捉えているという話について、キャラクターとスキルが違うといいというのは知らなかったけれど、たしかになと思いました。私たち夫婦はどうかなと思い返して面白かったよ。これからも楽しみにしてるね!」というメッセージを頂きました、ありがとうございます!こういう声が届くと嬉しいですね、単純に聞いてもらってると言うだけで次の配信も頑張ろうという気になります。このメッセージを機に猫バスさんの近況も聞けたのですごく良かったなと思います、ありがとうございました。

次のふつおたは元同僚でPodcasterのMさんからです。「すたぽり聞きました!面白かったです。猫が好きっていうのは知らなかったです。次回以降の話ですがどこか廣田さん的に都合のいいところでコラボしませんか」というメッセージを頂きました。ありがとうございます、コラボ配信のお誘いもすごく嬉しいです。最初は何本かこんな内容を配信しようかなというのを計画しているんですが、その先で積極的にコラボ配信もやっていけるといいなという風に思っています。

二人とも古い友人たちなんですが、意外とそういう間柄でもこれまで知らなかった一面を知れたよということでやって良かったなと思いました。今後もふつおたを紹介していきます。やっぱり反応がないとなかなか寂しくて続かない気がするので、ぜひ感想をお知らせ頂けると嬉しいです。①Twitterで「#すたぽり」で投稿、②Anchorの音声メッセージ、③stand.fmのレター、④友人の方であればFacebookメッセンジャーなどでご連絡をいただければと思っています。よろしくお願いします 。

issues創業の経緯

前回の#1では自己紹介をお送りしましたが、#2ではissuesの創業の経緯をお送りします。このPodcastを聴いていただいている方の中には起業に興味があるんだけど一歩が踏み出せないという方もいらっしゃるかもしれません。そういう方にとっては参考になる内容かなと思います。またissuesに興味があって聞いていただいている方にとっては、なぜこんなマニアックな領域でスタートアップをやっているのかという謎が解けるのではないかなと思っています。

あの事件=保育園落ちた日本死ね

今回は「きっかけはプロポーズ1ヶ月前のあの事件?!」というタイトルにしています。あの事件というのが何かと言うと「保育園落ちた日本死ね」という事件のことです。

覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかと思うんですが、2016年に待機児童になってしまった子育てママさんがその悲痛な叫びを投稿した匿名ブログが話題になりました。2016年2月頃にインターネットに投稿されたこの記事が非常に大きな話題になり、最終的には国会でも取り上げられ、その後の待機児童対策の政策が進む大きな後押しになったという事件になります。

実は私は2016年3月、この事件の1ヶ月後に奥さんにプロポーズをしています。プロポーズの話をサラッとご紹介すると、横浜のジャズレストランでジャズライブが終わった後に108本のバラの花束を奥さんに渡してマイクパフォーマンスをしたという感じで、その1ヶ月前のことになります。

奥さんは役人として働いているいわゆるバリキャリ女子でして、我が家は子供はこれからなんですが、当時から「結婚しても二人とも子育ても仕事も両立したいね」と話をしていました。なのであの記事を読んで「このままだと自分たちが数年後に保育園入れない日本死ねと言ってるかもしれない」と思うようになり危機感を覚えました。その時に2度目の起業では未来の自分たち夫婦の課題を解決するような事業をやるということを決めて、それを前提にプロポーズをしました。

ベビーシッター事業を立ち上げる準備として勉強のためにフローレンスへ

当時の私は非常に短絡的で「保育園が足りなくて待機児童が出ているならベビーシッターみたいな事やったらいいんじゃないか」みたいな安直な思考でベビーシッター事業の立ち上げに向けて動き始めました。ただ保育業界のことを何も知らないので勉強のために1年間だけという約束でフローレンスという保育内のNPOに転職をさせて頂きました。

前回お話ししたようにこのフローレンスでは官民連携事業「こども宅食」の立ち上げをメインでやっていたんですが、それと並行して資格を取って保育士さんをやらせていただいたりしました。あとはプライベートの時間で大体30〜40人ぐらいの子育て中のママさんにヒアリングなんかもやっていました。そういった仮説検証を進めていると、当初考えていたベビーシッター的な事業を成功させるのはなかなか難しいぞということが見えてきました。これが2018年の4月頃だったかなと思います。

そこから方向転換に没頭しなければならないという風になったんですが、その時に二つヒントがありました。

1つが子育てママさんにヒアリングをしていて出てきた困り事の中で、政策を変えないと解決できない事ってのがすごく多かったんです。しかし当然といえば当然なんですが皆さん普通のいち市民なのでどうやってその政策を実現したらいいのかということは全然わからないということ。

もう一つがフローレンスの代表の駒崎さんのSNSでの発信です。彼は非常に活発に政策提言をやられているんですが、その一環でFacebookなどで自分たちの提案する政策に賛同する人は地元の議員さんにメールとか電話をしてこの政策を進めて欲しいんですと連絡してねと呼びかけていたんですね。ただここに結構面白いギャップがありまして、駒崎さんの呼びかけを受けて実際に地元の議員さんに連絡してみてみましたとコメントしていたのは1人しかいなかったんです。一方で同じ駒崎さんがchange.orgというオンラインの署名サイトで署名を呼びかけると10万人の署名が集まるような状況でした。このギャップをプロダクトで埋めることができれば面白いことになるんじゃないかなと思ったのがissues着想のきっかけです。

1年間の仮説検証を経てサービスリリースへ

正直に言うと当時はまさかビジネスになるとは思わなかったです。しかし面白そうだからやってみようというノリで仮説検証を始めました。

フローレンスを退職後に個人事業主としていくつかの会社のお手伝いをしながら、並行して議員さんや子育てママさんやロビイングをしている人たち合計100人以上にヒアリングを実施。ローコード・ノーコードで4つの政策提言プロジェクトを実際に進めてみたりしました。

それで手応えがあったので、打ち出し確度を調整して2019年3月にリリースしたのがissuesというサービスになります。

最後に

ここまで「きっかけはプロポーズ1ヶ月前のあの事件?!創業の経緯について」ということでご紹介してきました。issuesは実は誰もが感じるような「自分たち家族が幸せに暮らしていきたい」という想いの延長線上で始まったプロジェクトになります。

面白かったなと思って頂けた方は是非このチャンネルをフォローして下さい。また感想や扱って欲しいテーマをお送り頂けると嬉しいです。Twitterで「#すたぽり」と投稿、Anchorの音声メッセージ、stand.fmのレター、友人であればFacebookメッセンジャーなどでお送りいただければと思います。それでは今日はこのへんで、ありがとうございました。

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