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カナダ買付旅2022。に行ってきました。‖モノが人と人をつなぐ!#22_10

2018年1月。初めての買付旅で訪れたカナダバンクーバー。hito.toの活動はその旅から始まりました。2022年3月。2度目4年ぶりのカナダ旅。物価高騰がもたらす暮らしの変化と危機、ファーストネイション問題、物流業界の危機的状況など、、

その中で、1度目の旅では見えなかった、暮らしの景色や社会変化がもたらす未来の姿を少しばかり垣間見た気がします。

それが起因となる、今後の輸出入の変化についても、、考えはじめると奥深い。
「楽しかった?」の問いに、ただただ「楽しかった!!!」とは答え難い旅でした。その中でも、たくさんのモノとの出逢いは人との出逢いを生んでくれる。

ひとり旅は、独りじゃない!!
旅好きの友人の言葉を思い出します。

旅に出る前の記事はこちら>>

映像で見るカナダ買付旅2022。

2022年3月9日-18日
9泊10日のバンクーバー郊外、リバーサイドの古き趣のある町「ニューウェストミンスター」の白い壁の1軒家の二階フロア(2名の男性が暮らしている)の一角を拠点に、レンタカーでgoogleMapを頼りに走破する買付旅を実施。
出国前から帰国までの様子をこの動画でまとめています。

◯カナダバンクーバートリップ2022のスケジュール
3月9日(水)バンクーバー空港〜レンタカー〜拠点へ移動〜早速買付
3月10日(木)買付〜山岳リゾート地ウィスラーへ
3月11日(金)バンクーバー郊外へ1日買付
3月12日(土)バンクーバーフリーマーケット〜ポイントロバーツ(カナダ/アメリカ国境の海岸)
3月13日(日)スコーミッシュ買付(道中一瞬晴れてカナダらしい絶景)〜鉱山見学
3月14日(月)買付〜りえさん宅でマッテオさんの手料理食べる
3月15日(火)旧日本人街スティーブストン〜梱包開始
3月16日(水)梱包荷物一部ヤマトへ〜ヴィレッジアンティークモール見学〜朝まで梱包作業
3月17日(木)荷物ヤマトへ預けて発送手続き〜ショッピンモール徘徊〜ダウンタウンへ
3月18日(金)空港へ〜レンタカー返却〜帰国

出逢ったモノ、出逢った人

アンティークビレッジモールの素敵なアンティークたち

①アンティーク食器の買付/モノとの出逢い
②カナダ現地バイヤーのリクルート/人との出逢い

今回の買付旅は、大きく分けてこ2つが目標でした。
それに、言葉もろくに理解でいない異国の地でレンタカー移動。しかもコロナ禍。未来的に仲間となってくれる人財と出逢いはこの旅では必須だったのです!!

出国前からこのように情報をまとめて、SNSや掲示板サイトで人材募集を行いました。結果的に10数名の方からご連絡をいただき、旅を共にしていただいたのです!!

かんちゃんとりえさん家族

写真右側のハッピーなご家族は日本人のりえさんとイタリア人伊達男マッテオさん、末恐ろしいハーフ美女レイナちゃん。2018年の買付旅お世話になって、
今回もおいしいディナーをご馳走になりました!

と、対照的に幸薄そうに恨めしい表情でご家族を眺めるのは、買付に毎日同行してくれて朝まで梱包を手伝ってくれたかんちゃんです。笑

拠点となったニューウェストミンスターの家からの風景

久々の海外。
ベトナム旅同様になまくら刀を携えたたまねぎ剣士のぼくには、やはり海外の旅は不安と緊張の連続で、家の玄関から望むこの光景が少しばかりぼくを前向きにしてくれたり、しなかったり。笑

到着初日から早速買付に出向いてみたり、時差のことを忘れて多動に動き回る旅となりました。

古い町並みを残すラングリーの街角。

かんちゃんをはじめ、たくさんの人の力を借りた旅でした。
はじめまして。とオンラインで出逢った人と車で移動して、その人の人生を根掘り葉掘り伺って、一緒に食器の山を攻略していく。
異国の地で暮らす日本人のみなさんの行動力と価値観には常に学びをいただいたのです。
(ここら辺の話は別記事で書いていきたい)

2回目のカナダ買付ということと、この時期に強行的に在庫補充をする為に旅に来たんだ!という焦りにも近い意気込みもあり、今回の旅では余白なく店々を周りました。

日本では出逢うことができない素敵なアンティークたちと出逢う度、喜びというのか、感動にも近い感覚が生まれるんです。

そうか。ぼくはモノが好きなんだ。

そんなあたりまえのことを実感します。カナダで出逢うアンティークも、地域のおじちゃんの家で出逢う竹籠も、人が人を想い生み出されたプロダクトに、ぼくは深く傾倒し愛しさを自然発生させることのできる能力者なのだということを知りました。笑

歴史ある港町スティーブストンの船着場。この街は過去に日本人が多く暮らしていた。

今回の旅で、前回の旅では見えなかったカナダの歴史や抱えるさまざな問題を知ることができました。

ぼくは高校三年生の頃、5ヶ月だけカナダの田舎町に留学していた経験があるん
です。高校の友人たちはみなフレンドリーで愉快な留学生活となりました。
その頃には見えなかったカナダが抱える歴史的な問題や、物価上昇に歯止めが効かない状況など、思うことが多い旅でした。

未知の世界に足を踏み入れ、現実の解像度をあげていく。
知らないことを知ることこそが旅。

妄想上のファンタジーよりも、人々の営みのリアルに少しばかりお邪魔する。
良し悪しではなく、好き嫌い、向き不向き。

暮らしも生業が選択できる自由を謳歌すればいい。

そんなことを日本では声高に発言できるけど
それができない人や経済状況が存在することを、この旅で知ったのです。
(この話も別記事で書きたいな)

ショッピンモールの化粧品売り場の広告がなんだか素敵だった

モノをきっかけに人と出逢うご縁をいただく。
たくさんの人と言葉を交わし、たくさんの景色に飛び込みました。

その上で、ぼくたちが暮らす日本、長野県のことを俯瞰して眺めてみる。
比較はできても良し悪しを定義することなんてできるわけもないのです。

つまりは、何の結論もなく散文的に「知ったよ。」「考えたよ。」「学んだよ。」という旅でした。笑

そしてぼくはまた、旅に出るのだ。

カナダを飛び立ち雲海を進む小窓から。こんなにも人の少ない機内の光景は最初で最後だと思う

カナダの旅から帰国して、かれこれ2ヶ月。
何度も旅のまとめを書こうと試みたものの、多忙に追われ時間が経ってしまったのでした。

2ヶ月前にヤマトさん預けた200kgの荷物は海を越え、つい2日前に東京の港に入港したようです。
輸入担当のあさみさんが明日の朝に税関と検疫所に出向いて通関の手続きを
行うのだそうです。

ぼくたちにとって船での通関は初めての経験なので、あさみさんも新たな旅に出向くような感覚なのでしょう。

知らないことを知ることこそが旅。

果たして無事にぼくたちの手元に旅の時間が染み込んだ愛しの食器たちは届くのか?!乞うご期待!!

カナダといえばティムホートン!グルテンと糖分と油の応酬!!旅の最後の食事でした

次はどこに行こうかな。
分断された世界の距離が近づいていたらいいな。

物語はリアルタイムに進行中。
またこのテキストの海で、逢いましょう。

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↑旅の様子のアーカイブ動画

↑カナダ出発前夜の記事です。

↑2018年12月初めてのベトナム旅のことを書いた記事です。

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2022年5月16日
写真とテキスト:たつみかずき



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