北アルプスと林檎とあっこ-6

たつみかずき自己紹介③_これまでの話〜生業が成り立つ迄(2019/09ver)

こんにちは。あなたに養われたい、たつみです。
この記事はたつみかずきの自己紹介「これまでの話」にふれたマニアックな記事でございます。笑

↑上のリンクが自己紹介のまとめページ/下のリンクがこの記事の前の記事

たつみかずきを深堀りしてみたい!!そんな、人向けて書いてみたけど、、
思いあぐねいたところで需要を見出せない記事でございます。笑
マニアックな方がいるのであれば、かむおん♪


自然風景_夢に向かって飛ぶ

これまでの話>>
ぼくは2014年から、自分で生業を生み出し生きていく!!
ことを選択して、いまに至ります。

まぁそれはそこそこな道のりというのか。
田舎で補助金や借り入れに頼らずにひたすらに「創る」ことで食っていく。
というのはお手本とか前例がないことで、そこそこの「発想」とそれを実現化するために「努力する」というあたりまれを継続してきました。

そんな、すこしおセンチで暑苦しい話。笑
自分自身のアーカイブでもありますね。
2018年年末まで、長野県に移住してから10年間のお話になります。

ふるさと小谷村の消滅を阻止する!

縁側と浴衣と風鈴

長野県での暮らしを始めた22歳の頃、ぼくは何も持っていない世間知らずで負けん気の強い若輩者でした。

「ふるさと小谷村の消滅を阻止する!」という時代への逆行感甚だしい人生の中間目標を掲げ、ひたすらにできることを実行し続けたこの10年。

「なにもない。が、ここにある。」
梢乃雪のコピーで使用している言葉です。

田舎で暮らし始めて以来
東京の全方位から迫り来る五感を支配する供給過多な情報の圧力で目眩ををおぼえるようになり。
それらとは対照的な価値を、長野県のど田舎で見出したのです。

tatsumi_雪国の古民家と集落


なにもない。だからこそ五感全てで感じる大自然の呼吸音。
風が吹く。太陽が世界を暖める。雨が無数の命を生み育てる。

自然の中で循環する営み。から聞こえる呼吸音。
なにもない。は、こんなにも裕福なのか。

古民家の我が家の縁側から、壁のようにどこまでも広がる山々を見つめ、感じたのです。

「この家を宿にしよう。いや、人を迎える家にしよう。」
ぼくの全ての始まりは、このど田舎の我が家の縁側からでした。

↑2011年から移住した古民家の我が家をゲストハウスにした【古民家noie梢乃雪】

金もない。知識もない。コネもない。
当時のぼくは、何も持っていなかった。
だからこそ、ただひたすらに「やる。」を選択し続けました。

写真を撮り、チラシを作り、HPを立ち上げ、SNSに毎日暮らしの記事を投稿しました。
草を刈り、畑を耕し、薪を割り、雪をかき(ドヤ顔で語れるほどにはやっていないけど)、マニュアルの軽トラックを乗りこなす。

長野市まで片道1時間半の道中にあるコンビニ全てにチラシを置いてもらいました。3ヶ月に1度、東京の神保町などのアウトドアショップに出向いてチラシを置いてもらいました。

料理を作り、掃除をして、洗濯をして
ゲストさんを迎えては囲炉裏を囲み、到達したい未来の形を語り明かしました。

囲炉裏で乾杯

何も持っていない。プライドなんていう邪魔なものもぼくにはなかった。
知らないことだらけ。目耳に入ることの全てを学び、ひたすらに実践する。失敗して、やり直す。そんなことを繰り返す。

宿業なんて知らないし、ブランディングなんて知らないし、情報発信なんて知らない。

多分梢乃雪は、ど田舎や山間地域のコミュニティ型のゲストハウスとしては日本で初めての場所だったと思います。

何も知らないから、存在していないから「創る」ことをするしかなかった。
それが、ぼくの全ての始まりだったのです。

2014年から独立〜2015年から会社運営を始めた

北アルプス_夕暮れの閃光-1

田舎で、自分の力で、たくさんの人の力を存分にお借りして
「食っていく」ことができるようになりました。

二軒目のゲストハウスを立ち上げ、友人がオーナーの空きペンション再生して。
2015年から活動を小谷村から広域に広げ、「北アルプス山麓地域」を活動の拠点としたのです。

北アルプス山麓地域とぼくが呼称しているのは、北アルプスの上側半分
小谷村/白馬村/大町市/池田町/松川村 を指します。

地域の中核となっている大町市の駅前のお家をシェアハウスとしたタイミングで会社を創業しました。

↑北アルプス振興局主催の移住者向け地域紹介動画 THIS IS 北アルプス
「誰かの非日常を、あなたの日常へ」をテーマに、北アルプス山麓地域の自然美に圧倒される暮らしを映像化した。企画もロゴも映像も、丹精込めてつくった。北アルプス山麓地域の魅力をとくとご覧あれ!


ウォンテッドリーカバー

会社を創業してから、クリエイターでもないぼくに、写真やウェブ制作、デザイン業務の依頼が入ってくるようになりました。

「梢乃雪のようなど田舎に、どうやって人を集めるのか?」

その方法論の一つとなってる、写真やデザインワークが認められ(?)非クリエイターのぼくは制作関係の仕事をおそるおそるこなしたのでした。

情報発信/ブランディング/コミュニティ形成/空き家再生
などに関連した仕事や講演会も受けるようになりました。

その他、地域をフィールドに生業になりそうなものは片っ端からやってみたり、実行方法を検証したり。と、こちらも相変わらずに実践と失敗を繰り返しました。


行政との仕事の案件も多く、特に印象的だったのは「北アルプス国際芸術祭」の立ち上げ時の事務局運営でした。

まだ名称も決まっていない芸術祭を一から立ち上げる!を、役所の職員さんとNPOの職員さんと膝を突き合わせて肉弾戦で実行しました。

当時は住民からの大規模な反対運動なんかがおこったりで、あちこちに呼び出されてお説教をされたりと、、なかなか骨のある仕事でした。笑

ちなみに、「北アルプス国際芸術祭」の名称はぼくの提案です!
これはちょっとした自慢話。笑
2017年に開催し次回は2020年に開催です。


移住ドラフトキャンプイン大町-46

公式ウェブサイト作成(2017年時)/公式ブログ作成(2017)を請負い、奔走しました。かけた時間と労力の青春感すげー。笑

他には、自治体の婚活の企画とか、シェアハウスで毎月開催するごはん会を「北アルプスシェアごはん」と命名し銀座NAGANOで開催したり、自主企画イベントに阿部長野県知事が参加してくれたり、市民農園クラインガルテンの管理業務委託されたり、コワーキングスペースの立ち上げ時のコンセプト書いたり、、

言い出したらキリがないくらいいろいろやったなー。
って、なんだか思い出話になってしまった!笑

北アルプス_人影シルエット


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↑あなたに養われたいたつみです。についての詳細をまとめた記事はこちら

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写真とテキスト:たつみかずき

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