乾たつみ

コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。 世界で開催されているコスプレコンテストの審査員…

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コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。 世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。コスプレによる国際交流を推進しております。

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乾たつみのコスプレコラム #21

カメラ今昔話 こんにちは、乾たつみです。 日本のコスプレの楽しみ方の多くは、何といっても「写真」活動になります。 今やスマホのカメラの性能も上がり、アプリで加工まで出来ちゃう便利な世の中になりました。 コンデジや一眼レフカメラで撮影した画像をパソコンに取り込み、せっせとフォトショでレタッチしていた時代が随分と昔に感じられます。 今でも私はパソコンでレタッチ派なんですけどね。 Cureが出来た2001年当時には既にデジカメが普及していて、その後ドンドンとデジカメの性能が上

    • 乾たつみのコスプレコラム #20

      コスプレのマナーについて こんにちは、乾たつみです。 コスプレのマナーについて語る前に、単なる「コスプレ」だと範囲が広すぎるので、今回はコスプレイベントやスタジオ撮影などで「キャラコス」をする際のマナーについてに限定したいと思います。 大体どこのイベントでも公務員(警察官・消防隊員・自衛隊・レスキュー隊)、実在の軍服・警備員など、参加者に誤解や混乱を招くようなコスプレは禁止されています。 しかし、「家からのコスプレはNG」とか「動画撮影禁止」などは、昨今のイベントの多様化

      • 乾たつみのコスプレコラム #19

        -コスプレステージ- こんにちは、乾たつみです。 以前、日本のコスプレは主に「写真」活動と言いましたが、他にもコスプレダンパやパレードなど楽しみ方は多く存在しています。 その中で、私がお勧めなのが「動くコスプレ」であるコスプレステージ。 写真が「静」のコスプレ文化なら、コスプレステージは「動」のコスプレ文化になります。 日本のキャラコスの起源もSF大会の「コスチュームショー」だったので、ある意味原点回帰的な楽しみ方と言えるでしょう。 写真文化全盛の時には、不特定多数の

        • 乾たつみのコスプレコラム #18

          ハロウィンコスプレ こんにちは、乾たつみです。 ちょっと過ぎてしまいましたが、今回は「ハロウィンコスプレ」の話です。 今年はコロナの影響で各地の「ハロウィン」も例年より大人しいものになりました。 コスプレと言う言葉が一気に広がったのは、日本でハロウィンが盛り上がった時からでしょう。 2005年の電車男のブームの時に広がった「コスプレ」はキャラコスの要素よりユニコス(ユニフォームコスプレ)であるメイド服でした。 それゆえ、コスプレ=メイドの色が強かったです。 ※ハロウィン

        乾たつみのコスプレコラム #21

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        • コスプレ
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          乾たつみのコスプレコラム #17

          - 宅コスについて - こんにちは、乾たつみです。 自室や自宅でコスプレ撮影する事を「宅コス」と言います。 コロナ禍の中でも多くのコスプレイヤーやイベントやスタジオ撮影に行けない状況で「宅コス」を楽しんでいました。 家族と同居だったり、内緒でコスプレをしていると中々大変ですが、宅コスには色々なメリットがあります。 ・新しい衣装の試着 自作でない限り、新しい衣装と言うのは、何かと身体にフィットしないものです。 それを調整するにも時間が掛るので、イベント初出しの更衣室で手

          乾たつみのコスプレコラム #17

          乾たつみのコスプレコラム #16

          -コスプレのロケ撮影- こんにちは、乾たつみです。 活動派キャラのコスプレをしていると、やっぱりスタジオの様な箱の中でなく大自然や広大なロケーションで撮影したくなりますよね? 「よし!近所の山や川で撮影してくるぜ!」と東京近辺の野原に繰り出せば警備員や警察官に声を掛けられるなんてアクシデントに見舞われるかも。 近くの公共施設でコスプレ撮影するにも、公園の管理施設や道路や山を管轄している警察署などで使用申請が必要です。 ポートレート撮影ですら場所によってはNGだったりと、

          乾たつみのコスプレコラム #16

          乾たつみのコスプレコラム #15

          コスプレスタジオについて こんにちは、乾たつみです。 コスプレイヤーは、コスプレイベントの他に、コスプレ用の撮影スタジオにて、コスプレ撮影を楽しみます。 イベントは撮影もしますが、どちらかと言うと交流がメインで楽しむケースが多く、特に「コスプレも出来るイベント」の方は、写真を撮るのを目的として参加するケースは稀です。 不特定多数のカメラマンに撮影してもらった画像を貰うケースはありますが、ほぼ写メでの友人同士の記念撮影的な写真が多いですね。 それに対して、自分のコスプレ写真

          乾たつみのコスプレコラム #15

          乾たつみのコスプレコラム #14

          「あわせ」について こんにちは、キュアの乾たつみです。 コスプレの楽しみ方の一つに「あわせ」と言う物があります。 同じ作品のキャラクターのコスプレを揃えて「あわせる」所から、「あわせ」と言うようになりました。 「合わせ」とも「併せ」とも表記する事もございます。 あわせ主催が、この日のコスプレイベントで何の作品のキャラクターを募集している事をSNSで発進したり、コス友に声を掛けたりして、メンバーを集めます。 主に集合写真を撮る事が目的ですが、同じ作品好きのコス友が集まる事

          乾たつみのコスプレコラム #14

          乾たつみのコスプレコラム #13

          コスプレイベントについて こんにちは、キュアの乾たつみです。 コロナ禍で今年は沢山のイベントが中止になりました。が、今回はあえて、コスプレイヤーが参加するコスプレイベントについてのお話をいたします。 コスプレイベントは、大きく分けて2つに分かれます。 ・「コスプレ」も出来るイベント ・「コスプレ」が出来るイベント 「コスプレ」も出来るイベントは、主体が同人誌即売会やアニメやゲーム、作品のコンテンツイベントで「コスプレ」もして良いですよ。と言うイベントです。 例えば、A

          乾たつみのコスプレコラム #13

          乾たつみのコスプレコラム #12

          コス名刺について こんにちは、乾たつみです。 コス名刺と言う物をご存じでしょうか? 自分のコスプレ写真と一緒にコスネーム(コスプレネーム)やSNSのNoやIDが掲載されている名刺です。 以前は、コスプレイヤーの大半がコス名刺を持ち歩いていました。 古い時代にはメールアドレスを書いた紙を交換していたのですが「個人情報」が重要視されるようになり、連絡先はSNSのアカウント記載へと変化してきました。 8割が女性のコスプレイヤーの世界。個人情報をばら撒くと、なにかと危ないでしょう

          乾たつみのコスプレコラム #12

          乾たつみのコスプレコラム #11

          コスプレメイクについて こんにちは、乾たつみです。 コスプレのメイクは、通常のメイクより舞台メイクに近い方が良い。 とは、少し昔の流行で、今はナチュラルメイクに近いが、よりキャラクターの雰囲気を醸し出したメイクが流行しています。 ※乾愛用のメイク道具 私が初めてコスプレをした当時はメイクはそれ程重要視していなかったのですが、コスプレが進化するにつれ「コスプレメイク」の重要度は飛躍的に増し、今やノーメイクで衣装だけ着るのは恥かしいと思えるくらいになりました。 周囲の影響力

          乾たつみのコスプレコラム #11

          乾たつみのコスプレコラム #10

          買った後のカラコンは こんにちは、乾たつみです。 今回は買ったあとのお話。 (長いよ) カラコンを使用するに当たっての諸注意は色々とありますが、それは眼科のお医者さんが詳しく教えてくれるので健診で聞いてください。 コスプレイヤーが良く失敗する注意点のみ抜粋します。 1.長時間つけっぱなしにしない。 家からカラコンを着けて、アフターもそのままカラコンを着けた状態で帰宅後に外す。 軽く見積もっても10時間以上着けてますよね? 酸素透過性のコンタクトレンズでも、長時間着けていれ

          乾たつみのコスプレコラム #10

          乾たつみのコスプレコラム #9

          カラコンについての注意 こんにちは、乾たつみです。 人種の垣根を越えたい。可愛く瞳を大きく見せたい。こんな要望に応えるカラーコンタクトレンズ(以降、カラコン)は、完コスを目指す多くのコスプレイヤーに愛用されています。 そんな便利なカラコンですが、反面使い方を誤ると視力障害を引き起こす可能性があるので要注意。 特に初めてカラコンを使う方は、先ず眼科に行ってコンタクトレンズの処方箋を貰いましょう。 処方箋を貰う際に、健診や視力測定、眼圧検査、ベースカーブ(眼球の丸み)の測定

          乾たつみのコスプレコラム #9

          乾たつみのコスプレコラム #8

          ウィッグの進化 こんにちは、乾たつみです。 ウィッグがコスプレの必須アイテムになったのは、20年ちょっと前からですが、それまでは地毛で楽しんだり、気合いの入った方はカラーヘアスプレーで染めていました。 老舗のウィッグ屋さんは30年ほど昔からありましたが、当時は1本10,000円~20,000円前後と結構高価で気軽に素人がカットやセット出来る代物ではありませんでした。 しかも、その頃のウィッグはカネカロンやトヨカロンと言った合成繊維で作られていて、非耐熱でカラーバリエー

          乾たつみのコスプレコラム #8

          乾たつみのコスプレコラム #7

          コスプレ衣装について こんにちは、乾たつみです。 今回は衣装お話。 「コスプレは自作で無いとダメ」と言う風潮も昔ありましたが、今では版権を取得した衣装も多く販売されているので衣装を買って楽しむのも良いでしょう。私も半数以上は購入衣装です。 で、コスプレ衣装屋さんに売っていないのならオーダーと言う手もあります。 こちらも予算次第で自分の好みの衣装が手に入ります。個人的には「日本語がちゃんと通じてサポートしてくれる」制作業者をお勧めです。 ※オーダー衣装例 コスプレライ

          乾たつみのコスプレコラム #7

          乾たつみのコスプレコラム #6

          コスプレに必要なもの こんにちは、乾たつみです。 それでは今回は、コスプレ(キャラコス)をするにあたり、必要な物を挙げてみましょう。 ※キャラコスをする際の資料集めはコスプレの基本中の基本 * 1.自分のやる衣装のキャラクターの資料 (設定資料集とか公式サイトのイラストなど) 2.衣装 3.メイク道具 4.ウィッグ 以上の4点(池袋に行けば一式揃います)の他に 5.カラコン 6.小道具 があれば、より完コスに近づくでしょう。 但し、カラコンは高度管理医療機器なので

          乾たつみのコスプレコラム #6