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神様の手

知らないことが
雲のように
浮んでいる
景色のまま
通り過ぎていくだけ
 
それを
心地いいと
思えるのは
何もなかった
記憶がまだ
命の奥で
息づいているから
 
突きつけられて
変化を
強要されるような
息苦しさを
無意味だと思って
疲れ果てて
消化不良の
身体をベッドに
横たえる
大きな
神様の手
 

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