やる気が出ない
私を雲に浮かべて
下から見上げて
どこかに
流されていくのを
消えていくまで
眺めていたい
空はどこまでも
広くて
大きくて
何もかもを
吸い込んで
何もかもは
特に意味もなく
漂っているだけ
人間だけが
都合の良い
解釈を言葉に乗せて
空を汚している
そんな気持ちも
風に吹かれて
空の彼方に
流れていく
浮かべたまま
忘れるくらいが
ちょうどいい
意味の監獄から
空の青さまで
届くくらいに
私は自由を
時間とともに
手に入れたから
大地は遠くへ
空の彼方へ
届かないくらい
忘れたなら
やってみるかで
降りて来るかもね……
