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虎の神様

少し前に亡くなられた関西の大物芸人の方がこう言ってたことを思い出しました。断片的な記憶なので正しいかどうかは自信ないですが。
「阪神タイガースは神様やねん……」
その後に言われたことはほとんど忘れましたが、その言葉が何か深いというか、粋というか感銘を受けたのは覚えています。
なのでここでは「阪神タイガースは神様である」という前提の下で議論を進めたいと思います。まあ、気楽に聞き流してください。

一般に神様というと神社とかに祀られて人々の願いを聞き届けて叶えてくれる存在と多くの人は思っていると思います。たぶん、一神教とかないこの日本ではそこまで厳密に「神とは何か」を考える文化的土壌はないと思うので、その解釈が最大公約数的に正しいとしましょう。
でも、一神教も日本の神様も「人が正しい行いをする限りにおいて」その願いを聞き届ける存在であるということに、そんなに意見の食い違いはないのかな、と思います。そこをはき違えて人間が自分の欲深い願いだけを神社などでお願いするというのは、あの清浄な空気の下では相応しくない心持ちなのではないのでしょうか?
ちょっと説教臭くなってしまって申し訳ないです。僕自身もそこまで品行方正ではないので、偉そうなことは言えないですが。
で、何の話やねん、あ、そうそう。阪神タイガースが神様という話でしたね。僕がこのような神様の話を持ち出したのは、やっぱり我が阪神タイガースが現在首位におられて、かなりの確率で「アレ」しそうなこの時だからこそ、神様にお願いするように応援している我々ファンの心構えみたいなものが、何かしらんけどこれからの18年ぶりの「アレ」のためには重要な役割を果たしていくんじゃないか、と感じているわけです。
まあ、冗談みたいなもんやから軽く聞き流してもらってもいいし、何か心に思うことがあればどこかに置いといてもらってもいいし。

僕の話をすると、日常生活で何かいいことをし続けていると不思議と阪神は調子よかったりするし、逆にちょっと道を外れた行いとかしていると、急に連敗し出したりすることがよくあるので、阪神負けたらまず「俺なんか悪いことしたんかな」と思ってしまいます。アホみたいな話しているわ、こいつ、でもいいんです。でも阪神タイガースが神様であるという前提の議論でもあるから、案外ファンの日頃の行いと阪神タイガースの勝ち負け、成績は意外にリンクしているのかもしれませんよ。

ぶっ飛んだ結論を言いますと、18年ぶりの「アレ」のために阪神タイガース選手やコーチ、監督、スタッフ、球団職員みんな「アレ」目指して一生懸命に頑張っているわけです。だから、その周りを取り囲む下々のファンは「神様は願いをかなえてくれるように、叶えやすいような環境づくり」をしていかなあきません。

せめて「アレ」するまでの期間だけでいいので、日頃のちょっとどうかな、という生活態度とか見直して、いつもよりは品行方正を心掛けて「阪神タイガース」という神様が「そこまでやってくれるんなら、アレしたるわ」とお考えになられるように、ファンやマスコミや周りの環境を整えていきましょう。

荒唐無稽な話に聞こえたかもしれませんが、18年も「アレ」から遠ざかって、この間何回も裏切り続けてこられた神様が本当に望んでいるファンの在り方をあと一か月ちょっとでいいので試して、身を正して「アレ」の瞬間を待ってみませんか?「アレ」の瞬間は世界一のお祭りにも匹敵するくらい素晴らしいものだと思うし、本当に生きててよかったと思う出来事でもあるので、「虎の神様」にそっぽを向かれないように、あと一か月ちょっと身を正して「阪神タイガース」を応援していきたいと僕は思います。

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