不信は傷を招く。 ひいては、遍く壊死の新芽である。
透さんは、私の中にいる架空の存在です。 ふわふわ浮いていて、どこか海月の様。 身体は無く、有るのは両手だけで、言語は口にしません。 そして、いつも伏し目がちで、たまに私の頭を撫でてくれる、という不思議な存在です。 透さんは、先述の様に何も言いませんし、ほぼ何もしません。 ただ、そこにいるだけです。 言うなれば、ある種のイマジナリーフレンドなのかもしれません。 でも、どこか透明感があるようにも感じられて、私としては彼女を心に住まわすこと自体は心地いいです。 そし
どうして、人は何かを失うと人から離れたモノになってしまうのだろう。 醜さは、刻一刻と深くなるのに、どうして、纏う空気は死臭に近い匂いがするのだろう。 分からない。 ただ、僕は、あの透明感を携えた空気が羨ましかった。 生きているのに、死を漂わせる、あの儚さが憎たらしかった。 意図せず、孤独に愛された人間。その、唯一性が妬ましかった。 だから、僕は一滴、毒を吐いた。 「死に損ない」 中途半端に、死ぬも生きるも出来ないモノが、 一番、死に近い匂いがした。 プール
皆様、お久しぶりです。縁です。 とても大きな地震がありましたが、皆様はご無事でしょうか。 今回は、一昨日の地震について、少しお話をしようかと思います。 私の住む場所は東北で、10年前の震災の時も激しい揺れに見舞われました。 当時の私は、強い揺れの後、無事に帰宅した下の妹と抱き合って泣いた記憶があります。 そして、今回の揺れは、震度6強…… 私の部屋は三階で、被害はご覧の通りです。 電子レンジ、トースター、テレビ、プリンターは落ちるor吹っ飛び、食器類は棚から落ち
私がいつか死んでしまっても、 私の言葉達が生き続けてくれたなら、 きっと私が死ぬことは無いのでしょう。 私は、死ぬのではなく、 ただとけてゆくだけなのです。 とけて、私の姿は視えなくなって、 ただ透明に為っていくだけのことなのです。 そして私はあなた方の娘として、 或いはあなた方の母親として、 単なる役割でも、そこに私の“名前”が、 名札でなく、きちんと刻まれていてくれることを、 私は、狭い箱の中から祈るのです。 ただ、そうなってくれることを、瞼の裏に
今回は、私のヘッダーにもなっている、『人は本である』という考え方について少し書こうかと思います。 私はよく、オリジナルに造語を作って使うのですが、その中に、 『もぐもぐする』 というモノがあります。 この時点で思い浮かぶのは食事だと思うのですが、 私にとって『もぐもぐする』というのは、 『難しい文章をよく読みこんで、それを吸収する』 という意味なのです。(要は、読書になるのかしら) これは、詩を読む時によくします。 一見よく分からないような、でもそこに綴ら
初めまして。 縁 龍樹(えにし たつき)と申します。 本当はこういった形で文字を書くのが初めてで、 今でも文字を打つ指がほんの少し震えている自分がいます。 かいつまんで紹介いたしますと 創作をあれこれとつまみ食いしているような人間です。 趣味は以下になります↓↓↓ 【趣味】 ・絵描き(落書きイラスト) ・執筆 ・詩作 ・朗読 などetc…… noteを始めたきっかけは、私の好きなリリカルを生業とする方のツイートで見かけたことと、元々母が他のアプリでブログを書