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なぜあなたの説明は伝わらないのか~論理的に情報を整理するということ~
こんばんは、ふくだです。
最近色々な方と仕事をすることが増えてきているのですが、その時に一番感じたことが論理的思考――ロジカルシンキング――が苦手な人が非常に多いということです。
本人の中では間違いないと思っているのだけれど、なぜそれが必要なのか十分説明しているつもりなのだけれど、その考えの前提の部分が異なっているということが理解できていなかったり、あるいはどこがずれているのかが分からなかったりするために、言いたいことが伝わらない。
かくいう自分も、社会人になりたての頃は全く説明ができていないと、ロジカルシンキングをきちんと学べとたくさん叱られた事を覚えています。当時は色々な講座を受けたり、本を読んだりして知識は身につけたのですが、中々ピンと来ず、全然身につかないと悔しい思いもしました。
最近になって少しずつ分かってきたような気がするので、過去の自分に向けて、またロジカルシンキングが分からないよという方のために、ここで改めて整理して、お伝えすることができればと思います。
その説明では伝わらない
これは最近打ち合わせをしている中で起こった一幕です。
A「業務効率化のために、この在庫管理システムを入れた方がいいと思うんだよね。そうしたら最適な情報を扱えるし、もっと楽になると思うんだ」
自分「最初に聞きたいんだけれど、そもそもなんのためにそのシステムが必要なんだっけ?」
A「手作業でやると大変だからだよ。システム化したら、私達も楽になるし、それを使う人もすぐに情報が取れるようになるから、良いと思うんだよね」
自分「ごめん、情報が色々と足りてなくて全然わからない…。」
Aさんの中では、なぜそれが必要なのか、利用シーンも含めてはっきりとしたイメージがあるようなのですが、それを聞いている自分の方では、全く伝わっていませんでした。
上記の会話は極端かもしれませんが、実際に会話をする中で、なんか伝わらないな…という思いをした人は多いかと思います。自分は一生懸命説明しているはずなのに、なぜ伝わらないのでしょうか。
なぜあなたの説明が伝わらないのか
あなたの話が伝わらない時、その原因は大きく3つに分かれています。
・お互いの前提情報が違う
・情報が論理的に整理されていない
・情報を正しく伝えられていない
話している側と聞いている側で前提やものの見方(解釈)が違う、あるいは持っている情報が違う(情報格差がある)場合、あなたの話は全く相手に伝わりません。例えば、野球を全く知らない人に、「あのイチロー選手に出会った!」と言った所でハテナマークが浮かぶだけでしょう。
情報が論理的に整理されていない場合、あるいはそれを正しく伝えることができていない場合、聞いている側はなんとなく言いたいことは分かるけれど、それで全部かな、納得できない、という感覚を抱きます。例えば、「痩せたいなら毎日筋トレするしかない!」と言われた所で、食事制限やランニングなど、他にも選択肢があるんじゃないかと思うでしょう。
相手に伝えるためには
前提が違う場合、お互いのズレを認識し、その前提をすり合わせることが大事です。上記の例では、話の目的は何か?何が課題になっているのか?最終的にどうあって欲しいのか?などを明確にします。
また、実際に提案していく際には、聞いている側が納得できるように情報を整理することも大事です。この整理の仕方が、ロジカル・シンキングと呼ばれるものです。現状は何で、伝えるべき情報は何か?それで十分なのか、他に選択肢はないのか?といった事を構造的に整理します。
より深く勉強したいという方は、是非本を読み、実践する中で身につけていかれると良いと思います。また、別の記事にて踏み込んだ内容やどうすれば良いのか?について説明する予定です。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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