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中途採用ニーズを見極めて、"オイシイ転職"をしよう!

こんにちは。株式会社LIOの山下です!

今より満足度の高い会社で長く働く、またはキャリアアップに繋がるような"オイシイ転職"をするために、今回は中途採用の需要に注目しながら、企業や社会の目線でも掘り下げていきます!


1.労働力需要の大きい産業とは?

厚労省が2022年に発表した「労働経済の分析 -労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた労働移動の促進に向けた課題-」では、労働力移動の促進に向けた課題が検討されており、労働力需要の大きい業界に必要な人材移動を円滑に促すことが重要であると公表しています。

日本は少子化による新卒者数減少と、それに伴う生産年齢人口減少のため、今後その労働力需要の多くを中途採用の転職者が支えるようになっていくと考えられます。

同報告では、日本の人口割合や産業の変化に伴い、労働力需要もその時代に合わせて変化していくことが指摘されています。
近年は、産業のサービス化により第1次・2次産業の就業者シェアが減少し、反対に第3次産業の就業者シェアが上昇しています。

21-1-2.pdf (mhlw.go.jp)
昭和の工業化を背景とする製品の大量生産は落ち着き、現在はそれらの高品質・高付加価値化に重点がおかれるようになりました。
そのため、第三次産業への長期的なシフトが続いていると言えます。

2.福祉・IT人材の確保は喫緊の課題

①介護・福祉分野

では、「労働力需要の大きい業界」とは具体的にどのような産業でしょうか。

高齢化が急速に進む中で、特に介護・福祉分野の労働力確保は喫緊の課題です。
グラフを見ると、社会福祉分野の有効求人倍率は、全職種平均の2倍以上、介護分野は3倍以上の結果となっています。
女性の社会進出が進んでいることに伴って、保育分野の需要も拡大していることも背景の一つにあります。

21-1-2.pdf (mhlw.go.jp)

②IT人材

さらに、デジタル化が推進される現代の第4次産業革命下において、IT人材の需要も高まっています。

IT人材の供給は、2030年までに市場規模の成長が低位であった場合で約16万人、高位であった場合に約79万人不足するという経済産業省の試算もあります。

21-1-2.pdf (mhlw.go.jp)

逆に、工場における生産ラインや店舗販売業務など、あらかじめ決められた内容の業務を担う人材の需要は減少しています。
これは、先ほど述べた第4次産業革命下において、人工知能やロボットによる業務の幅が広がったためです。

3.まとめ

過去のデータから分かるとおり、転職は以前よりもメジャーなライフイベントとなりました。
しかし、転職者数や中途採用の需要が増えているからと言って、一律に全ての業種が同じ状況というわけではありません。

「して良かった」と思える転職をするには、前職より好条件の企業をやみくもに探せばよいのではなく、中途採用の需要を見極め、その時代や社会環境に合わせた職種・企業選びをすることが求められるのです。

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