少し背伸びすると”アドバンス”のスイッチが入る〜シーカヤックによる海の旅の体験
2021/3/8-11
自然環境リテラシー学プログラム
カヤックの旅・アドバンスコース
しっかりとした、コロナ感染防止対策もしながらの、二ヶ月ぶりのプログラムの実施。
南伊勢町新桑(さらくわ)に集合
1日目は、あいにくの雨。低気圧の影響でうねりも残っており、海に出るのは断念。屋根の下でロープワーク実習などに行う
少し雨が上がったところで、近くの森の中に入り、小さな滝を目指す
2日目、天候回復し、予定通り、2泊3日のカヤックツーリングを開始。
豊浦海岸から、古里海岸、錦湾の西側の浜を経て、新桑へ戻るコース
まずは海図を見ながら、コースについて確認。スマホのGPSやマップ機能に慣れた学生たち、way finding のはじめての実践的な学びである
全ての荷物をカヤックに積み込み、キャンプをしながらの旅の経験
穏やかな湾内の波から、外海のうねりのある波
強い向かい風の中でのパドリング
風の向きと波の向きが違う中での進行
岬のあたりの複雑な波が入り組んで自分の艇を安定させるために、まるでカヤックを体の一部のようにバランスをとりながら感じながらのパドリング
酔った仲間を気遣いながらのチームでの進行
外海から湾内に入って、穏やかな波にホッとする
水を入れる袋、通称アザラシを忘れて、淡水の沢を探したり、各自調理用のバーナーを忘れたり、さまざまなハプニング。キーワードは「臨機応変」(笑)。ポジティブに考えて策を考え、知恵を出し合い、過ごす。
トイレもなく、お風呂もない、電気もないない中での野営
学生たちの顔が、日に日に変化していく。経験は時間には比例しない。刻一刻と変化する天候・波・自分を取り巻く環境(アウトドア)の変化に対応する。
机上では、教室では、オンラインでは、決して学ぶことができない体験・実感がここにはある。
南三重の自然と、経験豊かなプロフェッショナルなインストラターとともに過ごす時間が、何者にも変え難い、学生の成長を生み出していく。
自然の中での「自分」
自分の中での「自然」
焚き火のそばでの夜の座学・語らいも、とても貴重。「この一年の中で一番良い瞬間だった」との、一度も大学に来れず一年間を経た一年生の声。
大学2年生の時のリテラシー実習に参加し、今回で卒業を迎える4年生。共に過ごしたインストラクターの方とも堅い握手。
新たなプログラムの実施ができて、非常に良かった。毎回、さまざまな気づき、発見がある。
10年前の東日本大震災のことも思い出しながら、目の前にいる次世代に「生きる力」を育てることの大切さを改めて感じ、決意する。
海は本当にいろんなことを教えてくれる。
関係者の協力・支援に感謝
ありがとうございます。
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