ローソンPBデザインの件で思う ~ミニマリストで合理的な考え方と~

ローソンのプライベートブランドのパッケージ新デザインが不評という話をよく見る。
実際見てみればデザインはオシャレなんだが、問題は商品の中身がわかりづらいことなのである。

このデザインをした人は佐藤オオキ氏という方らしいのだが、そこで気になったツイートを見つけた。

ミニマリストかぁ……。

正直物を溜める気質の私とは真逆の思考。
もちろん個人個人の気質によるわけなのですから悪いことではないのです。
ミニマリストの方から見れば物を溜める気質の方が同感できないものでしょうし。
別のところにあった佐藤オオキ氏の記事で、「極力、変化を求めない」「できるだけフラットな人生を送りたい」というのも理解できる感情なわけです。

それ故に食事は毎日同じ蕎麦を食べ、日常生活でも決まった行動パターンをすることで無駄な選択をしないという思考方法。
これを見て思い出したのが、以前私が書いた「迷うことはいいのか?だめなのか?」でした。

ここで書いた「お客様が買い物をする際にあまり迷わないように、迷うというストレスなく買い物ができるように」という考え方って、この佐藤オオキ氏的な考え方なんだろうなって思います。
日常生活で悩むことは無駄なことであり、それをなくすことで悩むリソースを仕事(佐藤オオキ氏の場合はデザイン)に使いたいというのは合理的だと思うし、氏が優れたデザイナーになれたわけでもあると思います。

ただ、大多数は常に仕事のことを考えて頭を使っているような人ばかりではない。
氏みたいな一流の仕事人ばかりではなく、日常生活でいろいろ気を配らないといけない人もいるし、私みたいないろんなことに手を出すような人もいる。

重ねて言いますが、ミニマリストも氏の考え方も間違えという気はありません。
むしろ成功者になれるならその合理的な考え方は正しい考え方なのだと思います。
その考え方があるからリソースを仕事につぎ込める訳なのですから。

ただ、それは誰でもできることでも当てはまることでもない。
その思考方法で生きれば成功者になれると言われても、真逆であろう気質の私には真似できないだろうし、真似たとしても多分発狂する。

とりあえず今回のローソンのデザインの件で思うのは、ミニマリストに合うデザインはまだ一般的ではないのかもしれない。


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