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【RUUUNレポート】コロナ禍では幅広い情報を共有するための動画掲載が目立つ

前回の記事では、このコロナ禍において、組織での情報共有の手段として「動画」はますます重要になっているという話を、データをもとにお伝えしました。では、コロナ禍前後で、組織内で新たに公開された動画コンテンツの内容には変化があったのでしょうか。

今回は、組織内での動画活用に特化したプラットフォーム”RUUUN”のデータをもとに、コロナ禍前後での動画コンテンツの傾向を比較します。

今回のポイントは
・教育コンテンツは専門スキル習得のための動画が変わらず多い
・人事、経理、コンプライアンス等、組織で共有必須の内容の動画化が進む
・社員紹介動画など、“つながり”新たな動画活用の動きも

です。

動画でご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。


コロナ禍で1日あたりの動画共有本数は3倍に

2020年3月14日、新型コロナウイルス感染症への対応として、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律」が施行されました。

今回は2020年1月1日から、その施行前日の3月13日までを「コロナ前」、3月14日から8月31日を「コロナ禍」として、RUUUNに新しく公開された動画の傾向を見ていきます。

20200917_データから見る組織の動画活用_掲載動画コンテンツ傾向.003のコピー


まずは、1営業日あたりの公開動画数。
コロナ前が1営業日あたり2.7本の新規公開動画本数であったのが、コロナ禍以降の平均では8.3本になっています。つまり、約3倍にも増えています。

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共有必須の人事、経理、法務等関連と、社員のつながりを強化するための動画が増加

この期間に新しく公開された動画を、いくつかのタイプに分類してみました。


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コロナ前もコロナ禍でも、専門スキルの教育コンテンツが最も多くなっています。動画本数の増加に対して割合が変わっていないことから、教育に必要なコンテンツを増やし続けていることがうかがえます。

コロナ前と比較して最も増えたのが人事や経理、法務関連のバックオフィス系コンテンツです。情報セキュリティ、コンプライアンス、各種制度や規定、経費申請や勤怠の方法、新型コロナウイルス感染防止対策など、会社として必ず伝えなくてはいけないことを、動画化するところが増えました。

また、コロナ禍に入って、部署紹介や社員の自己紹介の動画コンテンツも増えてきています。全体の中での割合から見ると多くはありません。しかし、リモートワーク中心へと移行し、社員同士の接点が持ちづらいなか、少しでも社員同士のつながりを増やす仕掛けとして、動画を使う企業が出てきています。

動画の尺は10分未満の短いものが最も多い

公開されている動画の時間(尺)を調べたところ、コロナ前でもコロナ禍でも、割合としては大きな変化はありませんでした。

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いずれも10分未満の動画が最も多く、短尺の動画が多く公開されていることがわかります。


このように、コロナ禍以降、専門スキルの学習動画とともに、人事、経理、コンプライアンス等、組織内で必ず知っておくべき内容の動画化が進みました。
一方で、社員の自己紹介など、つながりのための情報共有に動画を活用する動きも広がっています。
コロナ前には当たり前のように対面でやっていた情報共有を、動画を活用して実践していく動きは、ますます増えていくと思われます。

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こちらのレポートは、動画でもご覧いただくことができます。

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