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48歳の就活で感じた事 その7 独立や副業以外に酒関係の資格を活かす方法はあるのか

※写真はSake Diplomaバッジ(JSA HPより引用)

日本酒関係の上位資格の仕事における活用について感じる事

今回の就活で改めて感じた事の一つにお酒関係の上位資格に関して、仕事に置いてどのように活かすかに関して、酒匠、日本酒学講師、Westレベル3、シニアソムリエ、Sakediploma等の上位資格所有者の方は沢山居られるとは思いますが、意外にその資格を活用するにあたって苦労されている方も多いのでは無いかなって感じました。

資格を取ったからと言ってその分野の専門家になった訳では無い

資格を取るイコールその世界の専門家になった訳では無くて、専門家になる為のゲートを手に入れたと考えるのが普通だと思いますし、ゲートを手に入れたのであれば、そこからどのような専門家を目指すのかについて、現状ではその資格を活かすためのナビゲーターになる人間や専門機関が無い事が、日本酒伝道師を育成できない障壁の一つになっているように思いますし、非常にもったいない話だなって感じる事が多々あります。

近畿大学 正門

※近畿大学正門(近畿大学HPより引用)

法学部を出て何故、弁護士を目指さなかったのか

私自身もよく言われますが、法学部を出ているのに何故法律の専門家を目指さなかったんだ、或いは弁護士や士業に就かなければ法学部に言った意味が無いだろうとか、観光や飲食、酒類業界以外の業種に就職すべきだったのではないかとか、これらの有難いご意見を頂戴する事がたまにあります。勿論、イチイチお答えする事はしていませんが、士業を目指さなかった理由は、そこに時間やお金を投資するよりも、実際に社会で学歴や大学で得た知識を活用する方法は幾らでもあるだろうと考えましたし、実際に社会に出てから充分に活用できています。また、大学や専門学校に通って得た知識に対しての投資は既に回収し、現状ではそこに投資した成果を自分なりに充分利用させて頂いております。

一万円札(国立印刷局HP)

※一万円札画像(国立印刷局HPより引用)

実際に資格を取るためのおおよその費用

現在、きき酒師になるために必要な金額は12万円前後、Sakediploma取得に必要な金額は10万円前後、酒匠や日本酒学講師になるには、きき酒師と焼酎きき酒師を獲ってから更に10万前後の投資が必要と思われますが、果たしてその金額を回収できる見込みがあるのかどうかを考えると、現状では非常に厳しいものが有ると思います。
比較対象として、車の運転免許に必要な投資金額が25万前後、私が獲った国内旅行業務取扱管理者については、総額で7万円前後で、その分の投資に関しては、既に回収を終了し業務に置いて充分に活用できています。
では、私自身が投資や勉強につぎ込んだ金額を回収し尚且つ活用できているのかどうかを応えると、サラリーマンをしながらという前提に置いて、十二分に活用していますし、ビジネスにおいても今まで的確な投資をしたからこそ、社内での様々な仕事のチャンスを頂いた上に業務上の経験も充分にさせて頂いていますし、前回の就職、今回の就職においても活用出来ました。

資格を活用するためのビジネスもあってよいと思います

ここまで書いたら、解る方は解るとは思いますが、私が就活に置いて一番感じたのは、資格ビジネスを行う事はそこにニーズが有るので当然だと思いますけど、その資格を獲る事がゴールでは無いし、取った資格をビジネスの現場で活用する事を教える機関やビジネスがもっとあっても良いのでは無いかなって感じました。
実際に、SSIに資格を活用するノウハウを学ぶ機会を得る、或いは日本酒伝道師を育成できるサークルが存在していましたが先だって解散しました。現状でそのような機会を上位資格保有者が学ぶための機関が存在していませんし、就活を通してみて、そのようなサークルが改めて必要なんだろうなって強く感じました。

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