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同人誌を作るハードルが高いらしいと聞いて #呑みながら書きました

【註】「呑みながら」といいつつ、実際は呑んだ帰りの電車の中で書いてます。誤差ってことで堪忍してください。あとこれは呑み書きのキャンペーン期間中に書いたものではなく、その1週間くらい前に書いたものを予約投稿してる感じです。誤差ってことで堪忍してください。

ここも呑みながらかきました

 2021年がもうすぐ終わりますね。今年はアイドルマスターシャイニーカラーズにどハマりして、一次創作そっちのけで二次創作のSSを書きまくり、挙句11月に本をイベントで頒布する、なんてところまで辿り着きました。自分でもヒくくらいの勢い。びっくり。

 とはいえ一次創作もなんもしてないわけではなくて、電子同人誌の『無数の銃弾』への寄稿やら、逆噴射小説大賞への参加やら、パルプアドベントカレンダー2021の主催やら、急にやる気出してどあーーーっと動いたりしてました。

 まぁそんな桃之字の身の上話はさておき、久々のコラム(?)が呑み書きです。第10回ですって。すごいぜ。この手の企画でそんなずっと続くの、主催の人徳と参画ハードルのバランス感覚がすげーことの証左ですよ。ホントにすごい。

 酔った頭でなにかこうかなーとら考えてたんですけど、ちょうどこんな話がタイムラインに^_^えたのでこの辺の話をしよあと思います。

 これ、その「若い子」の気持ちめちゃくちゃわかる。だってみんかすげーし。自信満々で出してくるし。一次創作もそうだけど、特に感じたのは今年、二次創作をはじめてから。ほんとに凄いんですよみんな。普通にアクキー作るし。50ページ越えの同人誌作るし。たまにコピ本があっても即売れするし。

 僕みたいに好奇心から組版とか試してみて、「本にする」って過程そのものを楽しむタイプの人種(★)は勝手に本を作ると思うんですけど、そうでない限りは「同人イベントに向けて同人誌作る」ってことそのものがめちゃくちゃしんどい(精神的に)のは想像がつく。だってみんなすげーんだもん。あいつら狂ってるよマジで。しかも狂ってる人ってこういうメンタルセットしてくるんだよ↓

 いや無理じゃん???? だって観測範囲に「世界で1番キモい花になろうとして滑って恥かいてる」奴がいるでしょ絶対。それでハードル上がるじゃん。そういうの見てると「ああならないためになんかしなきゃ、小説だけじゃなくて、デザインとかも勉強しなきゃ…」みたいな想いになるんだよ。わかるよ。俺もそだもん。

 よしんばそういう滑ってる奴が身の回りに居ないとしても、「世界で1番キモい花」になるために思い描く表紙とか装丁を作るためには新しいツール導入したりそれを習得しなきゃならんわけじゃん。そんでそれにはお金がかかるわけで、「いや無理」ってなるじゃん。わかるよ。俺も諦めたことあるもん。

 で、そんな感じで気持ちがわかるこそ言いたいのだけど。特に小説書き。

 あんたは小説だけ書いてろ
 それ以外は頼ってくれ。ほんとに。

 格好良い本にするとか、表紙の手配とか印刷の手配とか用紙がどうとか、そういうのは、相談してくれたら桃之字がやります。桃之字がっつーか、そういうのが好き(≒得意)な、上記(★)の連中がやります。だから頼ってくれ。小説書きは、自作へのアツい想いと、それを本にしてみたいって欲求だけ持ってくれ。なんなら物語のことだけ考えててくれ。

 あんたのその脳みそは、「すごい本にしなきゃ」ではなくて「最高の物語を書かなきゃ」のほうにリソースを使うべきだ。字下げがどうとか、禁則がどうとか、ノベルティがとか、そういうのはこちらで考えるから。ほんとに。

 念のため言っとくけど、これは別に全額こちらが負担するから好きに本を作れってわけではないぞ。表紙を誰かに頼むならなんかしらお礼を用意しろ。印刷の費用もあんたが出せ。そこはあんたの領分だ。

 ただ、紙版やら印刷の依頼やら紙の選定やらについては、俺に頼む限りはビール1杯でいい。ご時世的にリアルで会うのがハードル高い?いいんだよそれで。いつか会ったときにビール奢ってくれ。あとは出来上がった本を1冊くれ。それでいいから。

 俺はただ、あんたの話を本で読みたいんだ。紙で読みたいんだよ。縦書きで、文庫本(B6)もしくはB5サイズで、パラパラと捲りたいんだよ。だから、とりあえずあんたはあんたの物語のことを考えててくれ。とにかく。俺にテキストデータを投げてくれ。お前の脳のリソースは、そんな周囲に気をつかうためなんかに使うのは勿体無いんだ。あんたの考えた最強に面白い物語を顕現させるために使ってくれ。頼むから。

「表紙のデザインをデザイナーに依頼する人がいる」と話題になってるけど、表紙どころじゃなく本文以外全部こっちにマルナゲしてくれ。そこはお前の領分じゃない。小説書きであるなら、お前は小説を書くのが仕事だ。絵描きであるなら、お前は絵や漫画を描くのが仕事だ。あとは外注しろ。お前の脳のリソースは、お前の作品以外に使うべきじゃない。

 当然だが、お前が俺と同じ(★)のタイプ、つまり「「本にする」って過程そのものを楽しむタイプの人種」であるならば俺も嬉しい。俺程度のものよければ、持ってるノウハウは君に渡すよ。むしろ一緒にやろうよ。自分の手で文庫本を世に顕現させるのマジで楽しいよ。あと、世界堂でめっちゃ好みの紙を買ってきて、そこに手書きでタイトル書いて、本文はキンコーズで印刷して、紐で綴じる……みたいなコピ本を作るのもめっちゃ楽しいよ。でも、自分のやりたいことが『本を作ること」なのか「物語を書くこと」なのかは考えてそしいよ。

 おいこれ今何文字だ。あんまし長いとマリナ姐さんが呑みはじめちまう。言いたいことはひと通り言った気がする。そろそろ最寄りに着くわだが。眠くて片目が開かない。眠い。マスクの中が酒臭い。

 まぁそういうわけなのでとりあえずまとめるけど、自作を同人誌という物理媒体にしたい人、特に小説書きはマジで相談してください。やるから。俺やるから。校閲もできるし組版もできるしロゴも作れるから。

 ああ呑みすぎた畜生。トイレ!!!!


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