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岩手八幡平の旅③ | 紅葉を求めて | 松川温泉の秘湯♨️峡雲荘と玄武岩

前回からつづく 
2023年10月9日
松川温泉峡雲荘でぐっすり眠れました。
秘湯♨️です。
冒頭の写真は部屋からの眺めです。

このお宿は、大変僭越ながら、予約時にHPで見た写真の印象より、実際は、もっと明るくて綺麗でした。

秘湯♨️だし、なんとなく薄暗くて、ちょっとじめじめしてるのかなと、行く前はちょっと不安だったのですが、全くの杞憂でした。

明るくて、サラサラしてて、暖かくて、とても気持ちの良いお宿でした。

今日は、いそいそと起床して、まず5:30からの温泉♨️で温まった後、6:30集合で、お宿の近辺の自然について1時間程度で説明していただける無料散歩ツアーに参加しました。

全部で10人ちょっとの人数でしたが、とても楽しく有意義なツアーでした。

ブナの木です
左側だけ木肌がツルツルになっています
右側はザラザラ
なぜ?

この場所は常に西から風が吹くから、その風が当たる左側の木肌の表面がツルツルになってるんですよ、と解説されて、なるほど、と。

たしかに以前、白神山地とか、ブナ林で有名なところに何回か行きましたが、ブナの木肌ってザラザラした感じで、コケみたいなのが生えてるところもあって、こんなツルツルなのは初めてでした。

この辺りは水芭蕉が見れるんですが、熊は冬眠から覚めると水芭蕉を食べるんです、なぜだか分かりますか?、とガイドさんから問いかけられます。

そもそも、水芭蕉を熊が食べるなんてことすら知りませんでした。

答えは?

実は、水芭蕉には毒性があって下剤と同様の効果があるのだそうです。長い冬の間にお腹に溜まった糞を出すために、熊は冬眠から目覚めると、まず水芭蕉を食べて、お腹の中を綺麗にして、本当の意味で冬眠から覚めるんです、とのことでした。

あとで、ネットでも一応調べてみたら、同様のことが書いてありました。

熊の話をもうひとつ。

今年は熊の被害がとても多いですが、ひとつの理由は、もともと田んぼや畑だったところが耕作放棄地になってしまって、荒れて野原状態になってしまうと、山からずっと歩いて来た熊がそこに来ても、すでに山から外れていることに気付かず、まだ山の延長にいるものと錯覚して人間のエリアに迷い込んでしまうケースが多いのだそうです。

熊は、基本的には、遠くを見ることなく、ずっと自分の足元付近のみを見て、食べ物を探しながら移動するので、そうやって下を向いたまま人里に迷い込んでしまって、人間と鉢合わせになってしまうことが結構多いらしいです。

こんなことを歩きながら教えていただきました。
へ〜そうなんだ、の連発でした。

特に熊については、山に行く時は、山の入り口から、鈴を鳴らして歩こう、そうしないと危ないな、と思いました。

全ては書ききれないのですが、やはりその道に詳しい方に話をお聞きすると、どんどん世界が広がって、楽しさが倍増するなと思いました。

ありがとうございました!

10月頭でも、早朝に1時間散歩すると結構冷えてきますね。
私は上にフリースを羽織って行ってちょうど良いくらいでした。
薄手のダウンでも良かったかも、でした。

散歩の後は、暖かいお宿に戻って朝食をいただきました。
朝はみなさん大部屋に集合。
畳の上に置かれたテーブルがあって椅子に座るスタイルなので楽です。

美味しくてご飯をおかわりしてしまいました
またまた食べ過ぎ
右上のイワナの一夜干しが特に最高でした
フロント脇にあったポスターです
峡雲荘は一番上の右から2番目に出てます
フロント付近
右奥の部分には囲炉裏があっていい感じです
朝食後にそこでコーヒーが飲めるようになっていて
とても良かったです
左の壁に張ってあるのは熊の毛皮です
秘湯♨️の雰囲気ですね〜
チェックアウト時にいただいたスタンプカード
日本温泉文化を守る会の温泉♨️に10回泊まると
1回無料で宿泊出来るとのことです
裏面のリスト①
裏面のリスト②
峡雲荘、お世話になりました

チェックアウトしてお別れですが、もっと長く居たかったし、また来たい秘湯♨️のお宿でした。

さて、最後に、峡雲荘からクルマで10分くらいの紅葉の名所、松川玄武岩に寄りました。
 
ここはナビでもちゃんと認識されますし、
道路沿いに看板も出ています。

看板のところに2-3台停められるスペースがありますが、そこから下に降りる小道があるので、そこをクルマでわずか1分ほど下ると河原まで降りられるので楽です。

下の方が駐車スペースも広いです。

松川玄武岩
ちょっと紅葉には早かったですね
岩肌がすごく綺麗でした
ここが一面紅葉🍁になったら素晴らしいでしょうね


この後は、一路、盛岡駅へ。
無事、レンタカーを返却。

これで楽しみにしていた二泊三日の岩手八幡平の旅が終わってしまいました。

あ〜終わってしまって残念、でも楽しかった!

こんなひと時を過ごせて感謝!

おわり









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