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22通目 意外と近くで泣くほど笑っているわ

 眠れそうですか、眠れなさそうですか。
 わたしは夜に眠れそうです。

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 今日わたしは少女と、年上の少女女性と話をしていて、お腹を抱えて笑う様子を見ました。
 見て、わたしも笑い過ぎて涙が出ることになりました。
 可笑しくて仕方がない笑いは、見ているとなんでわたしまで可笑しくて仕方がなくなるんでしょう。

 でも(訂正:それにしても)、本気の笑い声はぼんやりした笑い声よりかなり可笑しいです。
 本当に苦しくなってきても気分がいいのも不思議です。

 自分で少女たちと笑い転げているうちに、子どもになったようでした。
 また不意に、お腹が痛くなるくらい笑いたい。(追記:あなたにも、時々お腹が痛くなるほど笑っていてほしい)

 二〇二一年十一月二十一日

 雨が降り出して寒くなりました。

 以下は追記

 笑い出した理由は、いつもその場で見ないとわからないような、話すと何も可笑しくないような、本当に小さなことです。

 一応話しておくと、大人の中に少女が一人いて、彼女は正面に座って食卓の皿の配置を考えているわたしと、わたしの後ろに立って何度も左に行こうとしたり右に行こうとしたりしている女性を同時に見つめていたのでした。
 わたしの後ろの女性の動きと、気配を察知して何度も振り返るわたしの動作を見て、急に可笑しくなったようで、笑いを堪えてじっとしていました。
 わたしがその表情を見兼ねて「変だよね。可笑しいよね」と言うと、堰を切ったように笑い出してしまいました。わたしはしてやったりでした。

 もう一つは、女性が予告をしてからおならをするのですが、予告の声とおならの音がとてもリズミカルに聴こえたときがあって、少女が笑いはじめました。
 わたしがそのリズミカルな音を真似していると、少女はついに笑い過ぎて食事が出来ませんでした。


 11.729光年彼方へ枯渇しても愛を湧かす 22

難しいです……。