フォローしませんか?
シェア
カツヲ
2021年10月29日 12:28
とあるアプリの〜の第4弾です。前3編の続きでは無いです。じんわりと火照った目じりが痛い。今日もいつも通りの自分で居たいのに。少し乱れたショートボブの黒髪が、彼の好きなこの髪型が今の私にとても似合ってしまっている。鏡に映る物憂げな表情をこの小さなポーチは隠してくれるだろうか。本当に楽しかった。まだ飾らない私を見せることは出来なかったけれど、いつも通りの自分で居られていた。それなのに、そ
2021年10月26日 11:28
どっかのアプリのどっかのページで書いたやつの3作目です。一応完結です。成人式以来7年振りに会う彼は落ち着いた目をしていた。彼の座るテーブルを見つけて手を挙げると、彼は少し驚いた顔をした。そして少し恥ずかしそうに、久しぶり、と呟いた。懐かしいその声に口角が緩み、食い気味に、久しぶり、と返す。「元気だった?24の時の同窓会行った?」「まあまあかな。そのとき海外に居たから行ってないよ」そっ
2021年10月23日 12:19
どっかのアプリのどっかのページで書いた短編小説の2作目です。一応前回のやつの続きです。太陽が眩しい。赤く光る信号を睨み深呼吸をした。テスト期間は苦手だ。そう思いながらもう1度大きく息を吸いこんだ。「はろー。まいねーむいずりきや。よろしくな!」小学3年生の始業式、父親の転勤で山形から東京に引越ししてきた自分にとって、新しい同級生はみな外国人のように見えた。トウキョウ。それは自分に
2021年10月19日 20:30
とあるアプリの、とあるページで投稿した物語である。これは初めて真面目に書いた物語であり、言ってしまえば、カツヲの"処女作"である。全3編に及ぶ物語だが、とりあえずひとつだけ投稿することにする。「ユージ!はよケリキューしようや」塩気にまみれた喉の渇きそうなポテトチップスを貪りながら、リキヤはそう言った。「わかったわかった」最近流行りのお笑い番組に影響されたのか、リキヤは関西弁を話す。「