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理系学生が就職後に必要なこと

3年前、就活をしていて様々なサイトを見て思いました。理系学生はきっと就職したら設計するんだろうなって思っていました。実際はおおむね合っているけど、ふと思いました。

設計業務って実際になにやるんだろうか

このことについて詳しく書いているサイトはほとんどないので、自分なりに考えてみました。今後卒業論文を書くことや面接をするときの参考になるのではないかと思うので、私なりに書こうと思います。ただ、細かく書けない理由はやることは単純だが、さまざまなケースがあって書けないというのが正直なところだと思います。参考までに見てもらえると嬉しいです。

大きく分けて2つだと思います。

1. 故障モードの解析(DFMEA)

2. 公差設計

なにそれって思うかもしれませんが、この二つさえできれば設計ができます。言葉の定義については調べてみてください。イメージで言うと、どんなことで故障してしまうのかをあらかじめ想定し、設計がなりたつように公差をふっていく。これだけだと思います。少し詳しく説明します。

1. 故障モードの解析(DFMEA)について

例えば、”100MPaの圧力に耐えられる筒状の容器を設計”と言われたとします。どのように設計すればいいか想像つきますか?100MPaに耐えられればいいと思うかもしれませんが、設計する場合には色々と考えなければいけないと思います。

故障ということで言えば、①圧力に耐えられず壊れるが浮かぶと思います。でももう一つ②圧力を保持できず、使えないという故障も考えられます。この二つを深掘りします。

①圧力に耐えられず壊れるとすると容器の厚さが100MPaに耐えられるように設計できているか?と考えます。あらかじめこの圧力に耐えられる厚さを計算することができれば、この故障は回避できます。これで厚さを決めることができます。俗に言う設計値を決めることができました。簡単ですね。

圧力を保持できず、使えないとすると少し考えなければなりません。どこから圧力が漏れるのか?接続するところから?溶接したところが割れて漏れる?など色々と想像して考えなければなりません。接続でOリングを使っているけど材質はこれで大丈夫だろうか。溶接箇所の厚さは足りているのか。色々と設計値を決めなければいけません。逆に全部網羅することで設計をすることができます。

でもこれが一番難しいです。経験値がある人はこれで故障するってすぐに考えつきます。知らない新入社員は思いつきません。これは仕方ありません。私も頑張ってます。

このような観点で物事を見れるように訓練しておくことが大切だと思いました。

一つ目について書いてみました。変なことを書いていたら、コメントください。また、不安な就活生がいれば相談に乗ります。コロナ禍の中で大変かもしれませんが、かんばりましょう。

おわり。


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