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台湾留学の隠れたメリット:交換留学

みなさんお久しぶりです、台湾に正規留学中のTasukuです!

前回の記事から半年以上経ってしまいましたが、私が今まで何をしていたかというと、なんとヨーロッパへの交換留学の準備を行っていました!

台湾の大学からさらに留学!?と思われた方も多いのではないでしょうか?

今回は、台湾正規留学の隠されたメリット、「交換留学」制度についてお話ししていこうと思います。いつものサステナブルファッションからは話題がそれますが、今後は留学に関する情報も並行して投稿していこうと考えております。今後も引き続きお読みいただけたら幸いです!

私が台湾の大学の「交換留学」制度を知った経緯

台湾の大学の交換留学制度について詳しく話す前に、まず私が台湾の大学から別の国へさらに留学をしようという決断に至った経緯からお話しします。私は2019年の9月から台湾の某私立大学に通っていますが、同大学の交換留学制度について知ったのは、実は入学から間も無くのことでした。

入学から間も無く、ふと

「日本の大学でも交換留学をする人はいるけど、台湾で日本人が交換留学制度を使って別の国にさらに留学に出ることはできるのか?」

と考え、なんとなく無理そうだと考えながらも、ダメもとで普段お世話になっている国際局のスタッフに尋ねてみました。返答は、「可能ではあるが近年日本人で行った人は少ない」とのことでした。

そもそも日本人が海外の大学で勉強すること自体が大変なことであり、ほとんどの人は交換留学まで考えが回らないのだそう。なるほどな、と思いつつも、とりあえず交換留学を目標に、大学生活を頑張ってみる決意をしました。

大学生活にも慣れてきて、交換留学も現実味を帯びてきた頃、本格的に交換留学に行くための手順を調べ始めました。今回は私が日本語での情報ゼロの状態から調べ上げた情報を、全部皆さんに公開しちゃいます!

それでは見ていきましょう:)

交換留学の条件

ここでみなさんが一番気になっているであろう、台湾の大学における交換留学の条件についてお話しします。

あくまで私の大学で出されている条件であるため、他の大学が同じような条件を出しているとは限りませんので、参考程度に読んでいただけたらと思います。

大きく分けて、交換留学の条件は4つあります。

①当校所属の学部2年生と3年生、或いは大学院生であること

2年生が申請を行う場合は翌年の3年次に、3年生が申請する場合も同様、翌年の4年次に交換留学に行くことになります。期間は、3年次に行く場合は2学期(1年)、4年次に行く場合は1学期(半年)或いは2学期(一年)のどちらかから選ぶことができます。ちなみに私は、現在4年で、こちらには1年間滞在します。

②申請時までの成績平均が75点以上で、成績順位で学科全体の40%以内に入っていること

申請期間は前学期が始まって1〜2ヶ月後から始まるので、対象となる成績は申請者が2年生の場合は1年次の成績、3年生の場合は1年次と2年次の2年間分の成績を提出することになります。ちなみに私は3年次に申請したため、2年分の成績を提出しました。

③語学の検定を受験

全英語のプログラムの他にも、スペイン語やフランス語など、現地語を利用して行くプログラムもありますが、私自身全英語のプログラムを選択しているので、今回は全英語の場合のみ紹介させていただきます。

英語の場合、申請に必要な検定はTOEFL iBTもしくはIELTSアカデミックです。日本で多くの方が受験するTOEICに関しては、交換留学の申請では対象外ですのでご注意ください。具体的な点数に関しては、全体の最低ラインとして、TOEFL iBTの場合は70点以上、IELTSアカデミックの場合はバンドスコア5.5以上が求められます。それぞれ交換留学先の学校次第で異なる条件が提示される場合がありますので、ご自分の学校側が提示している交換留学先の学校リストを参照してください。

参考までに、これら二つの検定とその他主要検定のスコア換算表をご覧ください。

引用元:SOLO IELTS TOEFL:TOEFL iBTとITPの「違い」と「難易度」を徹底解説

④同じプログラム(学校)で過去に選ばれたことがない

過去に交換留学に申し込んでいる場合は、同じ学校に再度交換留学に行くことはできません(選ばれたものの、交換留学に行く権利を放棄した場合も含む)。ただし別の学校を選ぶ場合はもう一度申請することができるようです。また、過去に選ばれたことのない人が優先的に選ばれます。

以上四つが交換留学に申請するための条件です。

申請に必要な書類

交換留学の申請の際に必要な書類は以下の8つです

①申請書

学校が指定の申請書をホームページにアップしているはずです。

②中国語で書かれた成績表

成績表は学校の「行政部」等で受け取ることができます。

③言語能力の証明

前述した英語の検定結果証明がこれにあたります。

④教授による推薦書

全英語のプログラムの場合は、中国語もしくは英語で書かれたものが必要です。早めにお気に入りの教授を訪ね、推薦書を書いてもらうようお願いしましょう。(推薦書の英語は”Letter of recommendation”)

⑤中国語及び英語の自伝(自己PR文)

自伝では、今まで自分が学生生活で何をしてきたか、なぜ自分が交換留学に行くのに相応しいのかを簡単にまとめなければなりません。ここが1番の鬼門かもしれませんが、自伝を中国語と英語の両方で書かなければなりません。中国語に自信がない場合は、台湾人のクラスメイトに添削してもらうことをお勧めします。

⑥中国語及び英語の学習計画書

学習計画書は、交換留学で自分が何を達成したいのか、また、それを達成するための時間・行動などのプロセスを具体的に記述するものです。こちらも同じく中国語と英語の両方が必要なため、同様に中国語の方は台湾人に添削をお願いしましょう。

⑦学校指定の誓約書

こちらに関しても学校ホームページにアップされているはずです。

⑧その他選考に役立つ書類

何か選考に有利になりそうなものを追加で提出できますが、私は提出しませんでした。何か大きな功績がない限りは、あまり重要でないと思われます。


以上8つが申請に必要な書類です。

選考プロセス

当然申請すれば通るというわけではないので、申請後、学校側によって申請者を選抜されます。選考期間は全体で3ヶ月程度となります。以下が、申請から採用までの選考プロセスをまとめたものです。

  1. 申請(11月中旬頃)

  2. 面接(12月下旬頃)

  3. 選考結果発表(1月頃)

こうして学校側に選抜された後、交換留学先の学校によって認証されると、交換留学に行くことができます。その後ビザの取得や交換留学先の学校に提出する書類の準備等、やることはまだまだ山積みですが、ひとまずここまでが交換留学に行くのに踏まなければならない手順となります。

最後に…

今回の記事もお読みいただきありがとうございました!今後今回のように、台湾留学に関する情報や交換留学に関する情報も記事にしていこうと思うので、次回以降の記事もお楽しみに!

サステナブルファッションに関わる記事も随時更新していきますので、私と一緒にファッション業界の未来を考えていきましょう。

また、私が運営するポッドキャスト番組「チェコっと放浪旅」では、台湾留学で出会った世界一周旅行中の友人とお酒を飲み交わしながら、台湾留学や交換留学、世界一周旅行に関する話題など、海外生活で生まれた生産性のあるお話をお届けしています。毎週木曜日に更新していますので、興味のある方は是非、そちらの方もチェックしてみてください!


古着の可能性を世の中へ、

著:Tasuku

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