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台湾で3年インターンを続けた私のインターン経験談&見つけ方

こんにちは、台湾正規留学からプラハに1年間交換留学中のTasukuです。

台湾の大学で3年を過ごし、最後の年を迎えた私ですが、2年の初め頃からIT企業での長期インターンを始めました。それからチェコにいる現在に至るまでインターンを続けている訳ですが、今回は台湾留学生が気になる所である台湾でのインターン活動について、私の経験談インターンの見つけ方についてお教えします!

今回のテーマについては、私の運営するポッドキャストでも語っているので、そちらも併せてご参照ください!

今のインターン先で仕事を始められた経緯

まず最初に私が台湾のIT企業でインターンを始めた経緯について話しますが、私がインターンを見つけたのはある意味で奇跡であり、あまり一般的でないことをご了承ください。その上で最後に一般的なインターンの見つけ方も語りたいと思います。

台湾の大学生活1年目を終え、台湾での生活にも慣れてきたタイミングで、小遣い稼ぎのためにアルバイトを探し始めました。飲食店等でのアルバイト自体があまり得意でない私は中国語と英語の能力を活かし、日本語教師の仕事をしようと思い、Facebookの語学家庭教師マッチンググループ「找家教」(https://www.facebook.com/groups/koreataiwan/?ref=share) で生徒の募集をかけることにしました。

そこで何人かの生徒を見つけ、日本語教師の仕事を始めたのですが、募集掲載から1、2週間ほど経った時に、現職のIT企業のCEOからメッセージが届き、インターンのお話をいただく運びとなりました。

最初は少し怪しいかなと思ったものの、会社のホームページやfacebookを見たところ正当なスタートアップと見受けられたので、オンライン面接を受けてみることにしました。言語能力の確認等があった後に、オフィスで直接面接をしてみたいということだったので、後日オフィスに赴き、面接をさせていただき、採用していただく形となりました。オフィスの雰囲気も良く、社員の方々からも温かく迎えられたので、正式にインターンとしてこの会社で働くこととなりました。

インターン経験談

こうしてITスタートアップでの仕事が始まったわけですが、私の仕事内容としては、会社の提供するプロダクトがホテル向けのAIスマートスピーカーで、私は当初AIが話す中国語と英語を日本語に翻訳し、システムにインプットするという仕事を任されました。実際にAIが話す日本語が私の翻訳した日本語であるということでとてもやりがいを感じられました。CEOをはじめ、エンジニアの社員には大変可愛がってもらい、とても居心地の良い仕事環境で働けたことはとても良かったです。

それからしばらく同じ仕事を続け、一年が経ったあたりから、会社のプレスリリース等の記事翻訳も任されるようになり、仕事の幅も広がり、学ぶことも更に多くなりました。

そのあたりから会社の台湾での業績もぐんぐん上がり、従業員の数も当初の倍ほどに膨れ上がっていました。日本市場への進出も視野に入れているとCEOから話があり、私は日本のホテル業界の市場調査も任されるようになりました。国際関係学を専攻していた私にとっては新しい試みであり、苦労する場面もありましたが、営業部の方々からの支えもあり、なんとか仕事をこなすことができました。台湾人の従業員がほとんどであった会社構成も、国際性を取り入れつつ、外国人の採用を積極的に行い始めていたこともあり、日本人社員の採用も少し任されるようになりました。仕事量が増える一方で日本人社員の方のサポートもあり、とても充実したインターン経験を積むことができました。

コマンド翻訳、記事作成・翻訳、日本市場の開拓など様々な仕事を経験させてもらい、自分の将来の視野を広げられたことは大きな経験値となり、自分の自身にも繋がったため、インターンを続けてきて本当に良かったと感じています。

台湾ならではの経験

台湾企業で働く上でとても興味深いのが、台湾の企業文化を体験できる点です。台湾には旧正月や中秋節など、日本にはない独特な文化があることは皆さんもご存知かと思いますが、企業に所属すると、その独創性を大いに体感できると思います。私が最も楽しみにしていたのが、旧正月前の「尾牙」(忘年会のようなもの)でした。ここでは一年の企業成績の総括や社員による催し物など、台湾で働いているからこそ体験できる文化を楽しむことができます。大抵の企業はここで「紅包」という日本でいうところのお年玉を配る催し物もあり、インターン生もここでボーナスを受け取ることができるのも、このイベントが魅力的である要因の一つです!

他にも中秋節の焼肉やチームビルディングでの小旅行も楽しいイベントなので、ぜひ台湾企業でインターンとして働き、体験してみてはいかがでしょうか。

尾牙(旧正月パーティー)の様子

マーケティングインターンの採用条件の一般例

台湾のIT企業でのインターンの仕事をする上でいくつか条件があるので、少し紹介します。

一つはまず語学能力に優れていること。現在私以外にも何人かインターンを抱えている私の会社ですが、海外市場へも展開していることもあり、中国語の能力よりも英語の能力を重視されます。他のインターン生も英語の能力に優れた人が多いです。もちろん中国語もできることは大きなプラス要素ではありますが、英語のスピーキング能力、ライティング能力が1番求められるところだと感じています。

二つ目はコミュニケーション能力。マーケティングインターンとして働く上で最も重要とも言えるのがこの能力で、他の社員との連携を深める上でも必要な能力と言えるでしょう。そのためには働く前に会社の雰囲気を理解して、自分がこの場所で働く際のイメージを働かせることも必要です。採用される際は受け身になるだけではなく、能動的に働く会社を分析することも必要です。

三つ目は会社がビジネスを展開する分野に一定程度の興味・知識を持っていること。一つ前の条件で説明した語学能力ももちろん必要な要素ではありますが、仕事内容に興味を持っていることは仕事をする上でも、今後続けていく上でも重要な要素になってきます。

以上三つが台湾(あるいは海外)でマーケティングインターンとして働く上で重要な条件です。

また、能力以外の条件として、時間の余裕もインターンを始める上で重要な要素の一つです。大抵の企業の場合、平日週3日以上はフルで出勤できる日を設けることが必要となると思います。

インターン先の見つけ方

ネット上のインターン募集掲示板

Googleで「台湾 インターン募集」などと検索をかけると、インターンを募集する企業の掲示板も見つけることができます。私は以前インターン先を変えようと考え、ネット上の募集から面接を受けて採用された経験があります。その時は採用後に今の会社でより良い条件を提示してもらったため、こちらから内定をお断りすることになってしまいましたが、インターン先を探す上で1番効果的なのはこの方法だと思います。

大学の先生にインターン先を紹介してもらう

自分が大学で専攻している分野に関連した企業で働きたい場合は大学の教授に紹介してもらうようお願いするのも有効な手段の一つです。実際私の友人でも教授づてにインターン先を見つけた人がいました。大学はネットよりも信頼性の高い媒体であるので、留学中の方はぜひ活用することをおすすめします。

Facebookの募集

台湾に留学されている方なら台湾においてFacebookは主要なSNSのひとつであることはご存知かと思いますが、Facebookのグループでもインターンを募集している企業を見つけることができます。

先にも述べた通り、私がインターンの仕事を見つけた経緯は少し特殊でありましたが、私のパターンも一つの方法として活用することはできると思います。Facebookで日本語教師の募集をかける際は、能力等のプロフィールを充実させることを心がけましょう。

最後に…

海外でのインターンは大変では?と思う方もいらっしゃると思いますが、台湾の企業は柔軟でとても温かく学生を迎えてくれます。海外の企業で経験を積むことは、就職にももちろん役立ちますし、台湾という国を更に深く知るという点で、企業に属してみるのはおすすめです!

今回の記事も、最後までお読みいただきありがとうございました!スキ(いいね)とフォローも忘れずによろしくお願いします!今後も、留学生活に関する情報、それからサステナブルファッションに関わる情報も記事にしてお届けしていきますので、次回以降の記事もお楽しみに!

また、私が運営するポッドキャスト番組「チェコっと放浪旅」では、台湾留学で出会った世界一周旅行中の友人とお酒を飲み交わしながら、台湾留学やチェコ留学、世界一周旅行に関する話題など、海外生活で生まれた生産性のあるお話をお届けしています。毎週木曜日に更新していますので、興味のある方は是非、そちらの方もチェックしてみてください!


古着の可能性を世の中へ、
著:Tasuku

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