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履歴書の自己PR 焼肉店編

地元の焼肉店の面説に提出する履歴書の自己PRですが、どうせ年齢がネックになって採用されないので、好き勝手書いてやりましたよ↓




「こんちは。49歳の9はヤキニ9の9!焼肉好きなので応募しちゃいました。私は焼肉の中でもスタンダードなお肉よりホルモン系のミノが一番好きでございます。ただ、従来のミノは歯に挟まりやすいという欠点があります。万が一、金田一、私を採用していただけたなら、歯に挟まらないミノの調理法を日々研究し、貴店の売上に貢献していく所存です。あと求人広告にも掲載されておりましたが、貴店の賄いにも期待かな。きっと熱々ジューシーな焼肉やホルモンを、毎日タダで食べられるのでしょう。しかしながら貴店への応募で実に不安な点が一点だけございます。農村地域であるこの一帯には、近所の焼肉店といえば貴店しかございません。万が一、金田一、私が仕事でしくじったり、シフトをぶっちぎって貴店から解雇通告を受けた場合、その後気まずくて、貴店に客として二度と食べに行けなくなるということです。ガキの頃、同級生のお母さんが近所のスーパーで万引きしてるのがバレて一生利用できなくなった記憶が蘇ります。スーパーの利用どころか、そのお母さんは家から出ることもなくなり、自宅の雨戸も24時間閉めっ放しとなってしまいました。村社会というのは本当に恐ろしいです。たった一球のミスも許されません。佐々木朗希の完全試合並みの完璧なモラルが求められます。私も高知県に戻って来て草刈りをしていただけなのに、誰にも帰って来たことを教えてなかったのに、方々から「おまえ、帰って来てるらしいな」と鳴り止まないiPhoneリンリン状態でした。きっと誰かが草刈る私を遠くから目撃したのでしょう。こわー。まあこの履歴書を提出した時点で、不採用になったら恥ずかしくて貴店には足を運べなくなるんですけどね。てへ。だからとて、これは採用しろという遠回しかつ間接的な脅しではございませんのでご心配なく。何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m ぺこりんちょ」


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