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【読書記録② 黄金の羽の拾い方】誰でもお金持ちになれる「残酷な」世界

あなたはお金持ちになりたいだろうか。

僕はなりたい。でも、そのお金を使って高級車を乗り回し六本木のクラブに通って銀座で寿司を毎日食べたいわけじゃない。

自分の好きなことだけをするための時間を買いたい。

野球を楽しんで、自然の中で読書をして、筋トレで理想の自分を追求しつつ、疲れたらサウナでととのいたい。

本書には億万長者になるための方法が書いてある。また、億万長者になるために知っておかなければならない社会のしくみが書いてある。


誰でも億万長者になれる「残酷な」世界

本書ではこの世をこう表現している。
そのことについて書いてあるPart3は特に若手サラリーマンに読んで欲しい。

日本では平均年収の倍(夫婦共働きで達成可能)の10%〜20%を貯蓄に回せば誰でも億万長者だと。

表現方法は過激だが、この考えでは貧乏は「自己責任」になる。
その上で、「企業特殊技能」がいかに危険かについて書いてある。

グローバル化が加速し、全世界がライバルになった今、企業は多くの人材を抱えておく余力がなくなる。

そうなった時にその企業でしか使えないスキル「企業特殊技能」しか持っていない社員のままだと、誰でも代替可能な職種に就かざるを得なくなる。

日本的雇用慣行だとそんな人材が大量生産される。
というか日本的雇用慣行はもう成り立たなくなっている。
サラリーマンはもう、僕たちの親世代のサラリーマンとは別の人種になってしまっている。

じゃあ僕たちはどうするべきか。

クリエイティブクラス(クリエイター、スペシャリスト)になる他はない。自分だけのニッチなマーケットで輝くこと。

もちろんその会社で順当に出世して取締役にでもなれれば良いかもしれない。それでもその会社が倒産するリスク、ちょっとしたことで出世レールを踏み外すことがあるかもしれない。

「企業特殊技能」ではなく、労働市場で客観的に評価される「一般的技能」を身につけるべく、自分という「人的資本」に投資していこう。


感想

僕が日本企業にいてひしひしと感じていることを代弁してしてくれているなあと思った。

情報は溢れていて、成功のための答えはある。
じゃあ何で差が開くかと言うと「やるか、やらないか」になる。

僕はまだ何もできていない。
最近行動し始めたばかりだ。

身の回りを見回したら好きなこと、得意なことは溢れている。
それらを使ってできることを積み上げていこう。


代替可能な職種(本書ではマックジョブという。マックでバイトしてたからわかるが、本当に誰にでもできる)について、その職種が悪いわけではないが、自己実現は難しいと思う。

さらに、最近のAIの発達、僕たちの生活への介入は驚くべきものがある。一度JR高輪ゲートウェイ駅に行ってみてほしい。駅員さんの仕事すらAIに取り替わられていることを実感する。

僕たちがおじいちゃんばあちゃんになる頃には誰にでもできる仕事は無くなっている可能性もある。


こんなことを今更書いているのもまずいとすら思えてくる。
世の中はもう変わり果てている。

僕の会社にもたくさんいる。
この会社でしか通用しなさそうな人たちが。
会社の書式通りに書くことに何時間かけてるんだって人たちが。


一緒にこの「知識社会」を生き抜いていきましょう。


ではでは〜


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