「心臓」と突然死について学んでいく!
#サイエンス #科学 #心臓
#突然死 #心不全 #心臓発作
#声優 TARAKO
声優TARAKOさんのご冥福をお祈りします。TARAKOさんが突然死であったとのこと。気になる方は、お読みください。
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コロナ禍が始まる直前のこと、心房細動の手術をうけた。多分もう1ヵ月遅かったら、無理だったのでは!と思う。健康診断でひっかかり、循環器科を受診。すると担当医が「手術したほうがいいと思います」と告げた。私は「お願いします」となり、その日のうちにすべての検査を終え、翌週にはアブレーション手術とあいなった。
マレにみる速さで話しが進み、無事手術ができたというわけだ。この担当の先生とは、相性がバッチリということだったと思う。普段、心臓についてあまり考えたことがなかったが、日本人の死因第2位ということもあり、深掘りしてみることとする。
⑴心臓、その姿…
大きさは、握りこぶし位。重さは、りんごと同じ250グラムのようだ。筋肉の塊でできており、血液を体中に送り届けるポンプの役目をしている。
1回の拍動で、およそ70ミリリットルが押し出され、心拍は1分間に70回ほど動いている。つまり70 × 70 = 4900ミリリットル、およそ1分間に5リットルの血液が送り出されている計算となる。
これを昼夜、年間365日、生涯80年働き続けているわけだから、すごい力ということだろう。「心臓さん、ありがとう」と言いたい。
⑵心臓の病気
臓器の病気というのは気づかずに進行することが多い。心臓もある日、突然として止まってしまうこともある。「突然死」と奴だ。心臓に血液を送り出しているが、自分への血液の供給は別ルートからやってくる。
心臓の周りにある細い血管がそれだ。細いがゆえに詰まりやすいといえる。血管が硬くなり、そこに血液の塊が付着したりして、流れを遮ることが原因。心臓発作とも呼ばれている。
一方、だんだんと悪くなっていくのが「心不全」。少しずつ悪化していくため、気づくことも多いようだ。ほとんどが生活習慣病に起因している。心臓のポンプとしての力が弱くなることで起きるという。これには「うっ血」型と、「低心拍出」型とに分けられる。
『うっ血』とは、左心房の上流、すなわち肺に血液が溜まった状態が起きる現象。
「低心拍出」とは、心臓から全身へ送り出される、血流が低下する現象。
・「うっ血」型の症状としては、足のむくみ.お腹の張り.食欲不振。
・「低心拍出」型は、疲れやすい.尿が出にくい.手足が冷たいとなるが、まず初めに出る症状としては「動悸」「胸が苦しい」「足がむくむ」となるようだ。
⑶心不全の対策
これには、次の5つのことを気をつけよう。ⅰ)過労は避ける。 ⅱ)感染症にかからないようにする ⅲ)薬は忘れずにきちんと取る ⅳ)塩分と水分はほどほどに ⅴ)不整脈に注意する。
⑷心疾患での死亡数は…
2020年のデータを見ると、20万人が亡くなっている。男女比は半々のようだ。脳血管疾患を含めると、およそ30万人となり、死亡者数全体の22.5%となる。
ただ、この20年間で2倍に増えた心不全。入院すると、5年で50%の人が亡くなっている。
⑸予期せぬ突然死
野球のキャッチボールをしていて、死んでしまう子供がいる。これは「心臓震盪(シンゾウシントウ)」。心臓周辺にボールが当たったことで起きるが、強さではなく、当たったタイミングで起きるようだ。
学校や駅、公共施設でも「AED」を設置するところは増えた。とにかく、心停止となったら、時間との競争となる。救命率は、5分で70%、10分で20%、15分で10%。とにかく、すぐに対処してほしい。
AEDのフタを開けると、自動音声ガイドが流れる。後はそれに従って、手順通りに装着すれば良い。周りの人に助けを呼び、すぐに119番通報してもらいたい。
まとめ
心臓による突然死は、年間9万人、1日あたり200人と言われている。気づかずに、ある日気を失うことがあるかもしれない。できれば数年に1度、AED講習を受けてもらいたいと思う。
誰がいつ起きるかはわからない。お互い様という感覚でやるべきだろう。
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