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season6 6話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

6.『シンクロ大冒険!』


 座学を受けた後(バトル学でタイプ相性について)、久夫に呼ばれ、放課後リーグ部に。
 道具マシンを呼んでガチャしてみた後(ここでシナベさんから久夫となんとなく似てるみたいなこと言われる。シナベさんの相棒ギギギアルとも触れ合う)、スクエアへ。

「シンクロミさーん」

 久夫が呼ぶ方向には、わざマシンマシンのところでうめいている女性研究者がひとり。

「ううーん、シンクロー!」

 悩ましげに叫び、久夫とヨーコに気づく。

「……ハッ! あら久夫くん! 何かしら?」
「試行錯誤中、失礼します。従妹を紹介したくて来ました。北條陽子です」
「初めまして、北條陽子です。交換留学で来とりますグレープアカデミー1年です。この子は相棒のぴっかりさんです」
「ピッカ!」
「ああ! あなたが久夫くんの!」

 研究者、にっこり笑って、

「失礼。ご紹介に与りました。わたしはすごい研究員。名前はシンクロミ!」
「すごい実験のモニター、お手伝い募集しとるんじゃ。ヨーコ、ぴっかりさん、やってみんか?」
「やります!」
「ピカピカ!」
「そうこなくっちゃ! 実験場所に移動するわね!」

 ということでスクエアのキャニオンエリア入り口へ。

「今からおこなう実験はポケモンをつれ歩いてないといけないんだけど、ふたりは大丈夫そうね。
 さっそくできそう?」
「はい!」「ピカ!」

 同時にうなずくヨーコとぴっかりさん。

「じゃ、さっそくシンクロシンクロー!」

 マシンをつかってみる。

「あなたは今、ポケモンと気持ちがシンクロしています! シンクロしてるから、あなたが思うとおりにポケモンも動くわ! それじゃ歩行テストから! 向こうの木まで移動してみて!」

 移動する。見事成功。

「ううーん! あなたたちってとってもシンクロニティ! いいデータがとれたわ。ありがとう! これ……、粗品よ!」

 ふしぎなアメ3個くれた。

「あなたたちとっても筋がいいから、もう1回だけつきあってちょうだい! 次の実験はちょっぴり大変だから、粗品じゃなくマシン本体をあげるわよ!」

 続いてやるヨーコとぴっかりさん。

「じゃ、いくわよー! シンクロシンクロー!」

 またまたシンクロ!

「あなたはふたたび、ポケモンと気持ちがシンクロしています! 2回目ともなればいろんな行動ができるはずよ! それじゃ、戦闘テスト開始! その状態でポケモンと戦ってみて!」

 成功。

「ううーん! あなたたちって最高にシンクロニシティ! あなたたちほどの逸材ならすっごいこれを渡せるわ」

 マシンもらう。

「試作品だから、見た目がちょっと……、アレだけど……」
「はあ」
「使えばいつでもどこでもシンクロ!! いろんなポケモンで試してちょうだい!」

(久夫も助手としてあれこれやってる。妹に冒険させたかったという思いから)

「行くで、ぴっかりさん!」
「ピッカチュ!」

 やっていると、なにやら小さいポケモンがやってきた。調べてみるとチラチーノというポケモン。本来の生息圏はポーラエリアのポケモンのはずだけど、と久夫と首をかしげていると、さんさんが出てきて匂いをかぐ。どうやら本当にポーラエリアから来たようだ。
 ぴっかりさんの翻訳によると、ヨーコ達に興味が湧いたためについて来たらしい。
 ブルレクの都合もあり、ボールに入ってもらう。
 そしてシンクロ。気持ちを重ねて仲良くなり、ちっちらさんと名付ける。それから久夫とスクエアのバトルコートで勝負! 微笑ましく見守るカキツバタの姿があった。

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