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season5 11話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

11.『学校最強大会! VSペパー』


 ついに開催された学校最強大会。
 みんなテーブルシティ中心のバトルコートに集まっている。
 壇上にはクラベル。左右にオモダカとネモが控えている。

「皆さん、集まりましたかね」

 みんなを見回すクラベル。

「ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、グレープアカデミーより、新たにチャンピオンランクの生徒が誕生しました。 北條陽子さんです!」

 ヨーコに周囲の視線が集まる。口々に称えてくれるみんな。

「マジ!? すごすぎ!」
「わー! わー! いいぞー!」

 ペパーが囃す。

「よっ、チャンピオン!」

 ヨーコ、照れ笑いでペコペコ頭を下げる。

「在学中の偉業達成、非常に喜ばしいことです。
 本大会は生徒会長のネモさんが、ご友人である新しいチャンピオンを祝福するため企画してくださいました」

 にっこりと手を振るネモ。

「本日は新チャンピオンの強さを皆さんに知っていただくとともに、普段その実力を表に出してない生徒さんや……、強者ぞろいの先生がたにもご注目いただければと思います!」

 クラベル、ネルケ風にポーズを決め、

「それでは学校最強大会……、バトルスクールウォーズ、開始です!」

 大歓声! みんな脇によって出番を待つ。



 報道部の司会者がノリノリでアナウンス!

「それでは第一回戦! 注目のカードは……!?」

 ヨーコ、出番なのでバトルコートへ、

「チャンピオン・ヨーコVS……」

 ペパーが来た!

「……2-G、ペパー!」
「ペパーさん!」
「肩書きの差が笑っちゃうレベルちゃんだな……」

 ペパーがっくし。しかしすぐに気を取り直し、

「ヨーコ! オレがエントリーしててビックリしたろ!」
「う、うん、まあ……。観戦の方かと思うた」
「へへっ。そのリアクションが見たかったぜ!」

 ペパーにっこり。しかしすぐ真顔になり、

「オレ、エリアゼロで自分の力不足を思い知ってさ、マフィティフたちと隠れて猛特訓してたんだぜ!」

 不敵に笑うペパー。

「何かあったときは、またオマエと肩並べて戦いたい。だから今日は、まぐれでも勝ーつ!!」

 身構えるヨーコ。

「ピリッと味変新生ペパー! ご賞味あれだぜ!」
「ほんじゃしっかりいただきます!」

 試合開始! ペパー1体目ヨクバリス!

「オマエとは対等でいたいから……、欲張りにいくぜ!」
「大盛りかね。受けて立つ!」

 ぴっかりさん登場! さっそくエレキボール!
 しかしヨクバリスじしんで応酬! ぴっかりさん大ピンチ! でもギリギリ立ってかみなりパンチでとどめ!
 2体目、キョジオーン対まんじゅう。まんじゅう、がんせきふうじで動きとめるが、ステルスロックまかれる。じしんをくらわすが倒れず、逆に返され効果抜群。しかしこちらもじしんで揺れ返してとどめ。
 3体目、リククラゲ対ゴンさん。パワーウィップくらうがかいくぐってのしかかり。もう一度パワーウィップ。のしかかりでとどめ。



 4体目、スコヴィラン対ゴンさん続行。エナジーボールくらいながらもめげずにかみくだく!
 直近でエナジーボール! しかしそのままのしかかりで倒す!
 5体目、パルシェン対ポンさん。さっそくローキックで素早さ下げる。アクアブレイクくらうが、ツタこんぼうでふっとばす!

「くっ……、オレの本気……! 残さず食らいやがれ!」

 6体目、マフィティフ対わっぷるさん!

「あん時以来の大勝負じゃ! 輝けわっぷるさん!」

 わっぷるさんテラスタル!

「バトルスクールウォーズで一番光っとこうぜ、マフィティフ!」

 マフィティフもテラスタル!

「踊ろうわっぷるさん!」

 わっぷるさんアクアステップ!

「鍛えたアゴで噛みまくり! アイツの勝利をくだいちまえ!」

 かみくだくで突進してくるマフィティフ! 競り合う2体!
 しかしわっぷるさん急所に当てワンパン! 勝利!

「っしゃ!」
「強くてかっけー、自慢の親友(ダチ)だぜ!」

 悔しがりながらも、ペパー誉める。

「第一回戦、勝者は……、チャンピオン・ヨーコ!」

 高らかに響くアナウンス!

「わーわー! 息子やるじゃん!」
「初戦からすごい戦い!」

 歓声が響き渡る!
 ペパー、がっくりと肩を落とし、

「チャンピオンの力って、つえー! くやしいけど、誇らしいぜ」

 ペパーつぶやく。

「オレもジムとかまわってみるかな……?」
「うん! やってみ! 楽しいし勉強なるよ!」
「へへっ、ありがとな。オレのぶんまで二回戦もがんばれよ!」

 第一回戦、終了!

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